第2話
そう言って、
兄はもう何度目かの酒をあおった。
弟は、少し怪訝な表情を浮かべながら
「【悲劇のカップル騎士 聖騎士ルークと乙女騎士 ティア】.....
俺達の業界じゃ有名な話しだ.....」
今度は弟が、話し始めた.....
「たしか、今から50年前.....
聖騎士ルークとパートナーの聖騎士ティアは、
聖騎士としては伝説的な存在で、
敵に対しても、例え相手が人外の存在でも、
持ち前の正義感と慈悲の心で相手をして、
ある時には誰1人タヒ者を出さずに解決した逸話も残って程の伝説的な存在達だ.....
そんな彼等に《悲劇が襲った》.....
ある時に、ルークが別件で不在の時、
ティアに仕事の依頼が舞い込んできた。
それが《オーク討伐》だった.....」
この世界のオーク種族は、
とても高潔とは程遠い、
忌むべき種族であると、世界中が知っていた。
その姿は、2mを超える巨体で
見た目は醜悪かつ不潔な豚のような顔つきで、その性格は基本的な性格は自己中心的で、平気で食糧を略奪・盗む・奪う・別種族のメスを犯す・殺すなど、良心の欠片が微塵も無い諸悪に満ちており.....
だが、悪知恵はだけは最小限備わっている様で、人の言葉も多少理解出来るため最小限度のコミュニケーションはとれるらしい.....戦闘時においては、力任せな闘いを好み、また形勢不利と知るや尻尾を巻いて逃走するか、改心や命乞いと見せかけて背後から騙し討ち(だがあっさり返り討ちに遭うぐらいの見え見えの小芝居)を仕掛ける程度の知性は持っている。
その為、魔法を使う程の知能は無いらしい.....
またメスは存在せず、生まれるオスのみ。その為、繁殖の時期には近隣の人間を含めた別の種族のメスを攫い.....
攫われたメスは、巣に作られた繁殖専用の監禁部屋に閉じ込められてしまい、死ぬか子供が産めなくなるまで輪姦され続け、最後にはオーク達の食糧として調理されてしまうのだとか....
稀に温厚で良心的なオーク達も存在するらしく、
そんなオーク達は悪に満ちた群れから離れて、他種族に身を寄せて暮らす場合や優しさオーク同士で集落を作り、他種族の集落と友好的に暮らす場合もある...
そんな弟の話を、
兄はカウンターの上にもたれ掛かる様に
両肘をついて、
両手を顔の前で組み、頭を乗せながら
聞いていた.....
見るからに、憔悴している兄を心配そうに見ながら.....弟は、酒を一口煽ってから話しを再開した.....
「だが、その時ルークは不在.....
話を聞いていたティア自身も体調を崩していて、とても依頼を引き受けられる状態じゃなかった.....
だが、彼女は目の前の困っている依頼人を見過ごせなかった.....
だから、依頼を引き受けた。
最初は、実地調査をしてからオーク達を説得しようと試みて、
駄目なら一旦撤退してから、ルークが帰って来てから、
本格的に討伐しようと考えていたらしいが.....
説得する際に逆に捕まってしまって、
彼女は、オーク達の性奴隷として捕まってしまってだ.....
それから、彼女を助けるに行ったルークも
《何故か、オーク達の返り討ちにあって》.....
結局2人はオークに捕まって.....
その後の消息が掴めないまま.....
噂じゃ、もう2人共オークの餌になっちまったらしいとか.....
有名な悲劇.....」
そこまで話すと、
弟はマスターに酒のお替りを注文して、
渡された酒を一気に飲み干してから、話しを続けた.....
「.....俺が知ってる話しの内容は、
こんな感じだ.....
色々な憶測や噂が混じっているから本当かどうかも.....
だけどよぉ.....この話と《兄貴の調べたオークスレイヤー》と、どう繋がんだよ?」
弟の話を聞いた兄は、
組んでいた手を話すと、手元の酒を一口飲み.....
弟の方に顔を向けて.....
「.....ああ.....関係ある.....」
そう言った瞬間......
ガシッ!
兄は、いきなり!
弟の両肩を掴むと、
弟の顔を真剣な眼差しで見つめながら!
「いいか!!!
今から話すことは.....誰にも言うな!!
墓場まで持って行け!!!
俺がこの話をする事で、
お前は一生涯生きることに困ることは無くなる.....
だが、もし誰かに洩らせば.....
お前はタヒぬ事になる!!!!
良いな!!
誓ってくれ!誰にも話さないと!」
突然、凄い剣幕で掴み掛かられた弟は.....
狼狽した.....どんな危険な依頼でも、何食わぬ顔で飄々とこなす、特級クラスの傭兵な兄が、こんなにも狼狽して、何か恐れながら弟である自分に約束を誓わせようとしている.....
「わっ、分かったよ.....
誰に話さない.....
だから先ずは落ち着いてくれ.....」
そう言いながら、弟は興奮している兄に酒を飲んで落ち着くように促す。
スマナイと言いながら兄は、掴んでいた手を離し
またカウンターに向き直り、酒を飲み落ち着きを取り戻した。
「それじゃあ話してくれ.....
《何があったんだ?》」
「ああ........
これは、俺が調査した結果と、
俺の憶測を踏まえたストーリーだ.....
それを踏まえて聞いてくれ」
そこまで言うと
兄は話始めた.....
場面は変わり.........
今から50年前に遡る......
その頃、2人の騎士が活躍していた......
1人は
【ズバ抜けた戦闘力と正義感、鋼の勇気を兼ね備えた好青年 聖騎士 ルーク】
その姿は容姿端麗を絵に描いたかの様に整った顔で、茶色の艶のある短髪に鳶色の瞳、女性なら一目で恋に堕ちるであろう好青年であった。
もう1人は彼のパートナーで
【こちらも驚異的な戦闘能力と正義感、そして敵に対しても慈愛を掛ける美貌の乙女騎士 ティア】
その美しさは美の女神が降臨したと勘違いする程の美貌を有し、その瞳は澄んだ蒼色で、その眼差しで見られたら悪人は、それだけで改心するぐらい心が洗われると云われ、その髪は黄金色に輝いているかの様に光を纏った金髪.....
そんな2人は昔から同じ町で生まれ.....
お互い幼馴染で、将来を約束し合った相思相愛のカップル騎士だった。
2人は、決まった国に属さず、困っている者があれば、それが他人種であっても関係なく依頼を請け負って助けていた。
倒した相手を殺さず、気遣う事も慈悲の心で接する事も厭わない、誇り高く慈悲深い聖騎士の鏡だった。
そんな彼らに悲劇が起こった......
ある日、彼等の宿泊する宿屋に、
所属する傭兵事務所の使いがやって来た。
何でも、とある村から《モンスター討伐の依頼》が入ったのだとか.....
その
ティアも《体調を崩して宿屋で休んでいた》
しかし、依頼人から《急を有する》との事で、話だけでも聞こうと
ティアは傭兵事務所に赴いたのだった.....
早速ティアは傭兵事務所の依頼人の待つ部屋に通された。
そこには初老の男性が疲れ切った顔で座っていた。
「お待たせしましたティアです。」
彼女は挨拶すると、初老の男性はまるで女神を目の前にしたかの様に、慌てて椅子から飛び降りて、震えながら必死で床に手を着いて懇願し始めた!
「おおお.....アナタ様が!
お願いです!
どうか私達をお救い下さい!
お願いします!お願いします!」
「!?落ち着いて下さい!
椅子に座って下さい。
落ち着いて下さい。
大丈夫、お話しを伺いますから。
スミマセーン!事務員の方、
この方、酷く震えていらっしゃる様子なので、何か温かい飲み物をお願いします!」
それを見たティアは慌てて男性に駆け寄ると、男性の手を握って、背中を優しく擦りながら落ち着かせ、椅子に座らせると扉の外の事務所にいる事務員に、温かい飲み物をお願いする。
しばらくして、事務員が温かいお茶を持ってきた。ティアはお茶を受け取ると男性の手にお茶を優しく握らせて、母親が幼子に飲み物を優しく飲ませるかの様に、男性にお茶を飲ませる。
そして、漸く男性の震えが治まり、落ち着きを取り戻した.....
「.....申し訳ありませんでした.....
もう大丈夫です.....」
「いえ、お気になさらないで下さい。
落ち着かれて良かったです。」
取り乱した事を謝罪する男性に、ティアは優しく男性を気遣った。
そして、早速ティアは本題を切り出した.....
「.....それで、ご依頼の内容は?何でも急を有するとか.....」
男性は、再び少し緊張しながら口を開く.....
「.....ハイ.....実は.....お願いしたいのは、私達の近隣に現れる.....
《オークの討伐》なのです.....」
「!?オークですか!?」
話によると、依頼人はとある村の村長で、
彼の村の近くにある、山の洞窟に《オークの大群》が巣を作り
彼の村や、その近隣の村々から食料や家畜を強奪、果ては女性達を攫っているのだという...
その話を聞いたティアは、その依頼を受けようか迷っていた.....
彼女もオークの悪評と《奴らの特性》も理解していた.....
それとルークは不在、相談も無しに引き受けるのも.....
しかも自分は《ある事が理由で体調を崩している》
万全な状態とは言えない.....
彼からも『今は依頼を受けるな!!』とキツく言われていた.....
.....しかし.....
彼女の目の前に.....
今にも心身共に衰弱しながら、
救いを求める人がいる.....
なら、最初は自分1人で実地調査して、
オーク達の長にこの地から立ち去るように交渉して、もし拒まれたら一旦撤退して、
ルークが戻ってきてから、彼に謝罪して2人で戦おう.....
または、仲間の騎士達に応援をお願いしよう!
そう彼女の中で、考えが固まって.....
「分かりました!
そのご依頼、お引き受けします。」
「おおお!
ありがとうございます!
ありがとうございます!!」
男はティアの手を握りながら、泣きながら感謝した。
数日後、彼女はルーク宛てに手紙を書いて、それを戻って来たルークに渡すようにお願いし.....傭兵事務所にも、自分の行き先と依頼記録を残して現地に赴いた。
現地に赴いた彼女は、
被害にあった近隣の村々、依頼人の村の人達の話を聞いていた。どうやら悪評通りのオーク達らしく、村の食糧や村人の女性達を略奪していた。その事を聞いて彼女の中でも《討伐すべき相手》であると再認識した。
しかし、彼女は聖騎士..... 例え相手が邪悪な怪物であっても、命である事は変わらない.....
その為、オーク達と平和的に説得する事にしたのだった.....
最初は、攫った女性達を全員解放して、
この土地から離れる様に説得するつもりだった.....それでも相手が説得に応じなければ、一度退却してルークが戻り次第討伐しようと考えた。
その考ええ村人達に伝えてから、
万全の装備、念の為に対魔法装備も準備、
相手は魔法の使えないオークとはいえ、
油断してはならないからだ。
そして彼女はオークの巣へと向かった。
山奥を進んでいくと、
大きく開けた場所に出た、
目の前には大きな洞窟が口を開けていた。
その入り口にはオークが2匹見張りで立っていた。
2匹とも、豚の様な顔付きでダラしなく気怠そうに、大木で作られた棍棒を手にしながら周囲を見渡していた。
その姿は獣の毛皮で作ったチョッキを着て、だらしない大きくでっぷりとした腹を突き出し....
腰巻きの毛皮の下からは、人の腕程のイチモツの先っぽがだらしなく覗かせていた。
その先端からは、
《ドロッとした雫が滴り落ちて、
奴らの足下に黄ばみを帯びた白濁とした水溜まりが出来ていた.....
しかも、うっすらと赤色も混じっていた.....》
恐らく、この2匹は先程まで攫った女性達をレイ●シていたのだろう.....
彼女の隠れている場所は風下で
《風上である奴らの方から、吐き気がするほど生臭い匂いが香ってくる.....彼女は気分が気分が悪くなる》
なんと恐ろしい怪物達だろうと、
彼女はつくづく感じていた。
そして、彼女は意を決っしてそのオーク達の前に達の前に立った!
「オーク達!私は聖騎士ティア!
お前達と話し合いに来た!
お前達の長と話がしたい!!」
突然、現れた彼女を目の前にした
オーク達は、彼女をしばらく見て.....
ムクムクムク.....
《先程、だらしなく垂れ下げていたイチ●ツを上にそそり立たせ始めたのだ!.....》
そして、口から涎を垂らしながら下品が笑みを浮かべ.....
「ひへぇっ!旨そうな女だぁ~~♪♪」
「早いとこ捕まえて、食べちまおうぜぇ~~♪♪」
そう言うやいなや、見張り達はティアを捕まえようと飛び出し、彼女に掴み掛かろうとする!
しかし、ティアは.....
「.....ハァ.....やはり、話も出来ない.....
所詮はオークか.....」
そう言いながら、鞘に収めていた剣に手を掛けて.....
サッ!
ヒュンッ!ヒュンッ!
バシュッ!バシュッ!
ドサッ!ドサッ!
「ギャーーーーー!!俺の手が!!手がーー!!」
彼女は目にも止まらぬ速さで、
瞬時にオーク達が伸ばした手を切り落とした!
オーク達は切れた腕の断面を必死で押さえながら、その場でオイオイと泣きじゃくりながら、その場に倒れ込んだ!
彼女はそんなオーク達に剣先を向けて.....
「もう一度言う!
私は聖騎士ティア!
お前達と話し合いに来た!
お前達の長と話がしたい!!
長を此処に連れてこい!!
今直ぐ!!」
彼女は先程より強く!相手を威圧するように、オーク達にプレッシャーを掛けて言い放った!
プシャーーーー!!
オーク達は、彼女の威圧に押されながら、
その場で失禁しながら、汚い水溜まりを作り.....
「ひぃーーーーー!!
分かった!分かった!だから、コ●左内でくだしゃ~~い!!」
涙と鼻水で顔をグシャグシャにしながら、
切られた腕の断面を抑えながら、洞窟の奥に走り去っていった.....
しばらくして.....
洞窟から、先程の見張り達が片手を薄汚い動物の皮.....否!!黒く薄汚れてはいるが、あれは《人間の皮》だ!
それを、先程切られた腕の断面に巻き付けて止血しながら、相も変わらず情けなく泣きながら、切れた腕を庇いながら戻ってきた.....
しかし、その顔は腕の痛みにより泣いているのではなく.....
ズシン!
ズシン!
ズシン!
ズシン!!
《洞窟の奥から響いてくる足音が大きくなるにつれて、見張り達がガダガタと震える度合いが増すことから》
この足音の主に恐れおののきながら、泣いているのだと彼女は理解した。
そして、足音が止まると.....
洞窟の奥から
4mを優に越える《何か》が出て来た!?
その姿は、黒い毛皮のマントの様な掛け物を肩に掛け、どす黒い皮膚には至る所に古傷がこのオークの力を誇示し.....
その右手には、
幾つもの人間の頭蓋骨が、残った頭髪を編んだ紐で括り付けられ.....その全ての目の部分には宝石が埋め込まれおぞましい杖?
の様なデザインをした棍棒を持ち.....
その顔は、まるで腹を空かせ獲物を求めて狂気する熊の様な獰猛な顔付き......
その血走った眼孔は、確実に彼女を《獲物》として捉えていた.....
その上で、全身から異常なまでに勢い良く殺気を醸し出し、横にいる見張りのオーク達も腕の痛みを通り越して失禁しながら、ガダガタと震えていた....
恐らくは巨漢のオークが、この巣の長なのだろうと容易に分かった。
グルルル.....
オークの長は静かな唸り声が口から漏らしていた.....
ティアはその殺気にもたじろぐ事なく、
オークの長に挑み掛かるかの様に、
強い眼孔で睨み返す!
そして、
「私の名前は聖騎手ティア!
このオーク達の長とお見受けした!
今日はお前達に伝えに来た!
《即刻!攫った女性達を解放して!
この地から立ち去.....》」
そこまで言うと、突然!
ティアはその場に倒れ込んでしまった!
その目は朦朧としており、口からは涎が垂れていた.....
それを見たていた、見張りのオーク達は
一斉にオークの長を対して
「おおお~♪流石でさぁ!お頭!
あのメスの化け物を意図も簡単に退しちまうたぁ~♪」
「まさか、このメスもお頭が《オークの中でも稀な高レベルの魔法使い》だって気がつかなかったみたいですからねぇ♪
その棍棒も実は高レベルの魔法使い達のミイラで作った《強力な魔法の杖》だって気付かったみたいですし♪
お頭の唸り声も、
《実は呪文を唱えている》なんて思いもしなかったでしょう♪
いやぁ~♪本当に俺達の仇を討ってくださってありがとうございます♪」
そこまで言うと.....
ガシッ!!
「うげっ!?お頭!?」
いきなりオークの長が見張りの1人の頭を鷲掴みして、そして.....
グジジジジジジジジ.....
掴んだ手に力を加えて.....
「うげぁぁぁぁーーーー!!ヤメデグレーーー!!」
ボブンッ!!!
見張りの頭を一気に握り潰した!!
ドサッ!!
頭を失った身体がだらしなく地面に落ちて.......
ピクッ.....ピクッ.....ピクッ.....
微かに痙攣していた......
「ひぃぃぃぃぃーーー!!!」
ドサッ!
プシャーーー!
その光景を見た片割れの見張りが、
その場に尻餅をついて再び失禁し、
ガダガタと震えだした.....
そんな怯えきった見張りを、心底見下すような眼差しでオークの長は見下しながらヤレヤレといった様子で.....
「ウルセェ.....お前等が弱いから俺が直々に此処くるハメになったんだろうが.....
ったく.....折角、《メス共を生きたまま、千切って呻き声を楽しんでから、そのまま踊り食いして、腹の中で悶え苦しむ断末魔を楽しんでたのによぉ....」
そう言って、自身の腹を見る.....
その腹が、何故か微動していた.....
タスケテ.....シニタクタイ.....
《腹の中から、弱々しい声が聞こえる.....》
「ったく.....この腹の中のメスを怯え苦しむ叫び声を聞き逃しちまったじゃねえかよ!
もう虫の息で断末魔も出さねぇ.....
一々俺の手を煩せるんじゃねぇよ.....」
そう言うと、オークの長は
身を翻して洞窟に歩いていく。
その際に、
「オイ!
さっさとこのメスを、いつも通り《繁殖部屋》に拘束してから、この頭のなくなった馬鹿を片付けろ......俺はまだ残ってるメス共を喰うのに忙しいんだ.....
今度邪魔したら、今度はお前の頭を潰すからな.....この馬鹿共めが.....」
「ひぃぃぃぃぃーーー!!!
申し訳ありません!!
申し訳ありません!!」
長に謝罪しながら、
見張りは倒れているティアを肩に担ぐと、長の後に続く.....
しかし、その表情はいつの間にか、
下品な笑顔に変わっていた.....
何故なら...
その見張りのオークは、
担いでいるティアのスカートを捲り.....
下着の下でたわわに実る、肉付きの良い尻を残った片腕で揉みながら、下着も捲り......
彼女の秘部を嬉しそうにチラ見をシていたからだった.....
「(グフフフフフ♪旨そうだな~♪
これからは、
このメスで思いっ切り犯して♪犯して♪
俺達の肉便器として可愛がってやろう~♪
グフフフフフ)」
薄汚い考えを巡らしながら、
捲れた彼女の秘部な香りを嬉しそうにクンカクンカと嗅いでいた.....
ムクムクムク.....
恐ろしく卑猥な欲望で期待しながら
小便塗れの垂れ下げていたイチ●ツを、
再び上にそそり立たせ始めた.....》
そのイチ●ツが《これから彼女の身に起こる地獄》を暗示していた.....
そんな事が起きた1ヶ月後.....
所属する傭兵事務所に飛び込んで来た男性がいた.....
聖騎手ルークだった!
《別件の依頼》から戻り、宿屋の置き手紙を読んだのだろう。直ぐに受付担当に怒鳴りつけて彼女の行き先と詳しい依頼内容を聞き出す!そして、その足で猛烈な勢いで馬を飛ばし、村にへと向かった!
『早く!.....早く《彼女達》を救わなくては!!』そう叫びながら必死になって、彼は馬を飛ばし続けた!
その先に待つモノが《生き地獄》であるとも知らずに..........
オークスレイヤ ハモンド @hamond
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