ゆきこの離島日記2

澄田ゆきこ

これまでのあらすじ

 DVクソ親父のもとに産まれ、母に逃げられた私は、19歳の時に家を出た。


<十九歳で家から逃げました>

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887558822


 父からの干渉と経済的援助を断ち、一人の力で懸命に生きた大学生活。給付奨学金と学費免除のために成績は必死に維持していたし、それなりに充実した生活を送っていたが、どうも就活だけは適合できず、うまくいかなかった。


<就活クソッタレ備忘録>

 https://kakuyomu.jp/works/16816927862520025632


 なんとかバイト先から内定をもらい、卒業。けど、必死に走り続けていたのと、就活で精神的に疲弊したこともあり、しばし休息のために、母方の祖父母の家(with母の再婚家庭)に身を寄せる。

 離島で過ごした2カ月は、母と数年ぶりに一緒に過ごすことができたり、免許をとれたり、長編小説を書きあげられたりした半面、謎の熱が続いて寝込んだり、鬱っぽくなったりと、心身ともに不安定な状態でもあった。

 

<ゆきこの離島日記>

https://kakuyomu.jp/works/16816927862490797126


 2カ月後、離島から帰った私は、引っ越しをしたり仕事を始めたりして、自分なりに社会人生活をスタートさせる。しかし、心身はやはり不安定で、精神科で双極性障害とADHDを診断された。

 そこはかとなくブラックだったバイト先で正社員として働き始めてからは、夏季講習で激務が続いた。がむしゃらに仕事をこなしたが、お盆休みから発熱。何日経っても熱が下がらない状況下、社長から、「熱があっても出勤してください」との命が下る。そこで心が折れた。この会社は何かあっても私を守ってはくれない。


 発熱は2週間経っても3週間経っても治らず、精神的にもうつ状態が続く。このまま心身が本格的にダメになるまで今の会社で働き続けるか、働けるかわからない状態で別の職を探すかという状況で、「そんな状態だったらうちにもどってきてもいいよ」と、母が第三の選択肢を提示した。


<ゆきこの記録帳(闘病記)>

https://kakuyomu.jp/works/16816927862490797126


 そんなこんなで、仕事を初めて1カ月も経たずに社会人生活を挫折した私が、療養しつつ自分なりの人生を模索していく日記。始まります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る