16 ステータスとは、魔法とは
魔人族の四天王、それは多くの人間が最も恐れる存在と言ってもいい。
人間と敵対している魔人族、その王である魔王と呼ばれる存在に仕える最強の配下の四人、それが四天王だ。
魔王討伐に向かっている特に強い騎士達でも、四天王相手だと、その中の一人だけが相手だとしても、複数人で戦ってなんとか互角に渡りあえる程度にしかならない。
その中でも、このジェナという女性は、かつて十万超えのステータスを持っていたアルフですら、勝つことどころか、傷一つつけることすらできなかった相手だ。
何より厄介なのは、あらゆる魔法を扱いこなせる点だ。
超広範囲に超高威力のあらゆる属性の魔法を連発してくる他、すべてを切断する黒い斬撃を放ってくる。
そして一ヶ月以上もの間、飲まず食わずで強力な魔法を連発し続けながら戦えるほどの体力と魔力量を持つ。
「こいつは……ごめん、もしステータスがあっても、こいつは倒せない……」
警戒はしているが、今の状態では負けることを確信していたアルフはそう言う。
ステータスが消え、疲弊している今、ジェナに勝てるはずがない。
「安心するといい。私はお前達と戦いに来た訳では無い」
だがジェナ本人は、別に戦うつもりはない様子だ。
彼女は壁にもたれかかり、話を続ける。
「さて、お前達には、少し私の話を聞いてもらおうか。もちろん、逃げようものなら強引に連れ戻す。アルフレッドですら私から逃れることは出来なかった、お前達如きが逃げられると思うな」
ほとんど表情を変えずに淡々と述べていくジェナ。
アルフレッドですら逃げられなかったという言葉に、クロードとセシリアは、どうしようもないという諦念からか、ため息を吐いてしまう。
「……ガチで、逃げるの無理なの?」
「絶対無理、逃げてもここに戻される。それに下手したら……死ぬかもしれない。ここは不本意ではあるけど、一応従うべき」
「……そう、ですわね。殺されては元も子もありませんわ」
とりあえず、全員に逃げないように色々と説得したアルフは、ジェナの方を向く。
「そもそも、お前がここにやって来た目的は何だ?」
「お前達に、幾つかの真実を伝える為だよ。其の為に、此処へやって来た。だが、何処から話すべきか……」
そう言うと、ジェナは目を閉じ上を向く。
そこから数秒間、何かを考えると、彼女は小さく頷いて目を開ける。
「では、先ずはステータスについて話そうか」
「ステータス……は? おいアルフ、今気づいたけどこいつ……」
「ああ。ステータスが見えないんだよな」
ジェナの言葉で何か思ったのか、クロードは彼女に対して“スキャン”をしてステータスを確認しようとしたらしい。
だが、そのステータスを見ることができない。
ステータスを見えなくするスキルというのも、あるにはあるが、それを持っていると、あんな高威力の魔法は使えない。
だから、意味が分からなかった。
「フフ……私のステータスは、何をしても視ることは叶わない。ではお前達、何故見えないと思う? 考えて御覧」
それを聞き、ジェナは逆に問を出してくる。
だが、一切予想がつかない。
クロードもセシリアも、さらには奴隷に堕ちる前はあらゆる知識を学び続けてきたアルフですら、分からなかった。
「……えっと、何をしてもステータスが見えないんですよね?」
「ああ、そうだけど……どうしたミル?」
だがそんな中、ミルはあることを口にする。
「私は魔法のことはよく分からないですけど……魔法でもステータスが見えないのなら、ステータスが無い、ということではないでしょうか?」
「え? いや、ステータスが無いならあいつの魔力量と体力は――」
「正解だ」
「……は?」
「私はステータスを持たない。無い物を見ることなど不可能であろう?」
ミルの言葉を否定しようとしたアルフだったが、まさかのそれが正解。
アルフはジェナの方を向いて、重い身体を動かして詰め寄る。
「どういうことだ……! 嘘を言ってるんじゃないだろうな……?」
「嘘は言っていない。私は『状態異常無効化』を持つ者に、ステータスを消してもらった。其処にいるミルと、同じ状態だ」
「なっ……でも、ならその身体能力は……」
「其れを知るには、先にステータスの隠された効果を知らねばならない」
ジェナの魔法によるものだろうか、彼女がそう言うと、詰め寄っていたアルフは元の場所へ戻される。
「ステータスには、隠された効果が有る」
「隠された効果?」
「ああ。其の効果は……“ほぼ全ての魔法を使用不能にする”という効果だ。即ち、ステータスを持たない人間であれば、理論上は全ての魔法を扱うことが出来る。私は魔法で身体強化を施すことで、高い身体能力を得ている」
そして告げられた真実に、全員が言葉を失った。
特にアルフ、クロード、セシリアの三人に走る衝撃は凄まじいものだった。
少しでも魔法の知識を持つ人にこの真実を教えれば、確実に同じ反応をすることだろう。
「ちょっと待てよ……それじゃあまるで呪いじゃねぇかよ……」
「其の通りだよ、クロード。ステータスは、呪いだ。アルフを見て疑問に思わなかったか? 何故『状態異常無効化』でステータスが消えるのか、と」
「……呪い、だから。つまり、今のステータスを持たないアルフみたいなのが、人間としては正常、なのか?」
「ああ。ではアルフ、此処で今まで使えなかった魔法が使えるか、試してみるといい。貴様なら魔法の知識はあるだろう?」
ステータスを失う前、アルフは最強だった。
魔法はほとんど使うことができなかったが、どんなスキルを得てもすぐに扱いこなせるようにと、主要な魔法は学んでいた。
なので、基本的な魔法の発動方法や理論などは、一応頭の中に入っている。
「それじゃあ、光属性の魔法を……“セイクリッドスピア”」
光属性の攻撃魔法の名を口にして、空へ向けて放とうとする。
この魔法は中級に分類されており、本来であれば、特定のスキルを持たない限りは使えない魔法である。
そしてアルフは、その特定のスキルを持たない。
だから普通であれば発動できないはずなのだ。
しかし、発動した。
光と熱が集約され、一本の槍のような形状に変わると、それは空いた天井から空へ向けて飛んでいく。
「ウソ……アルフさんのスキルは『状態異常無効化』なのに……本当に、ステータスは呪い、なんですの……?」
「教会の修道女であるお前には……否、ほぼ全ての人間や魔人族にとっては、常識とは正反対の真実だ。疑うのも無理は無い」
この場では自分しか使えないと思っていた魔法を、ステータスを持たないアルフが使った。
その事実に、セシリアは唖然としてしまう。
今まで信じてきた常識が崩れていくようであった。
そしてそれは、アルフやクロードも同じ。
だがそれ以上に、疑問もあった。
ステータスは、アインが人間に与えたとされている。
人間と敵対する魔人族にもステータスはあるが、これはアインの慈愛の心によるものだと説明されている。
ならば、何故わざわざ魔法を封じるようなことをしたのか。
「何故アイン様は、魔法を封じたんだ? わざわざそんなことする意味なんて……」
「それを教えるためには、魔法の本来の形を知らねばならない」
アルフは疑問を口に出す。
とんでもないステータスを持っていたアルフからしてみれば、魔法は大層なものではないと思っていた。
だからこそ、封印する理由がわからないのだ。
しかしそれにも、ジェナは答える……前に、根本的に魔法とは何かを説明する。
「魔法とは元来、人々の強い願いと体内の魔力によって引き起こされる、あらゆる法則を無視した超常現象の事だった」
「……?」
「えっと、つまりどういうことだ?」
「簡単に言えば、強く願った事柄を、体内の魔力で現実にすることを、魔法と呼ぶ。現代の魔法は、其れを簡略・体系化し、誰でも扱えるようにしたものだ」
つまりは、魔法は願ったことを現実にする力とも言える。
ジェナが言うには、現代の魔法は、そうして発生した事象を解析し、強い願いがなくても、誰でも使えるように簡略化したものなのだという。
「アインが真に封じたかったのは、此の昔の魔法だ。自然法則すらをも無視して、理論上はどんな現象でも引き起こすことが出来る魔法を……世界征服を企てているアインが、放置する訳がなかろう」
「確かに、そう言われる、と……え? 貴女、今何とおっしゃいました……? アイン様は、世界征服を企んでいる……?」
「ああ。此れこそが、私の最も伝えたかったことだ」
ジェナは改めて、真実を口にする。
「アインは、世界征服を企んでいる。不都合な存在を世界から消し去り、自分以外の男性と醜い女性は奴隷にし、それ以外の美しい女性は洗脳して妻にする。そうして、理想の世界を築き上げようとしている」
「は……?」
「いや、えっ? もしそれが本当だとして、んなこと、どこで知るんだよ」
「そうですわ! そんなことを行おうとしたという根拠はどこにあると言うのですか! それに、私達の神を侮辱するなんて、許されることではありまそんわ!」
アインの目的は、世界征服。
そのために、自分にとって不都合な存在は殺し、男と醜い女は従順な奴隷にして、美しい女は洗脳して自分専用の妻にするつもりらしい。
流石にこれには、教会を嫌っているクロードですら呆れていた。
流石に荒唐無稽が過ぎるというか、そもそも根拠が無いのだから。
そして何より、教会に所属しているセシリアは、事実無根なジェナの言葉に怒りを覚えていた。
教会の規則は守らないこともあるセシリアだが、彼女自身の中には、強い信仰心がある。
だからこそ、アイン様のような博愛を以て、他人を助けることに心血を注いでいたのだ。
そんな、魔人族すらをも愛するアイン様が、薄汚れたひどく動物的な欲望を持っていたなどと言われれば、怒ってしまうのも無理はない。
「……まぁ、急に云われても信じられないだろう。では逆に何が起これば、お前達は私の言葉を信じることができる?」
「何が起これば……?」
「私の言葉が信じられないのは、根拠が足りないからであろう。ならば根拠となる状況が揃えば、考えも変わるはずだ。其の状況とは、どのようなものだ?」
ほとんどの人間は、アインが唯一絶対の神であると信じている。
故に、それに真っ向から反する考えを持つジェナのことは、普通であれば信じることはない。
だが流石に、アインが起こしたアクションで、ジェナの言葉の裏付けがされれば、信じるしかないだろう。
「……あ、あの」
誰もが無言になっている中、今までずっと話に入れなかったリリーが口を開く。
「ん? あっ! そうだアルフ! ずっと聞きそびれてたんだけど……この子は何者?」
「あっ、私はリリーといいます。人間っぽく見えますけど、その……」
そう言いながら、片腕を変形させ、臙脂色の肉塊へと変形させる。
その色合いや形状は、先程までアルフ達の命を脅かしていた化物を想起させるものだった。
「人間じゃなくて……」
「うおっ、エグいなこりゃ」
「でも、あの襲ってきた化物とは違う……」
「はい。他のみんなとは違って、色々と性質は違っている……みたいです」
リリーは軽く自己紹介を済ますと、本当に言いたかったことを口にする。
「それで、ジェナさん……の言ってることなんですけど……多分、本当だと思います」
それは、ジェナの言葉を肯定するものだった。
正体は化物でも、態度と見た目は七歳か八歳くらいの幼い女の子なので、流石のセシリアも、柔らかい態度でリリーへと尋ねる。
「そっ……それはどうして、そう思うの?」
「それは……実は私、アイン様からの声を聞いたんです」
「アイン様の声……神託、ということ!?」
「多分そういうものだと思います。その神託で……『アルフレッドは危険だから殺せ。ミルは醜いから殺せ。クロードは男だし価値ないから殺せ。でもセシリアは可愛いから生かして捕まえろ、殺すな』って、聞こえてきました。そしてその声は多分、みんな……化物にも、聞こえていたはずです。私よりも鮮明に。その声のせいで、みんなおかしくなって……」
「え……」
セシリアも絶句してしまう。
なんせ彼女は、地上で化物に襲われても、一切の無傷だったのだから。
化物も、セシリアを傷つけるような攻撃はせず、羽交い締めにするくらいしかしてこなかった。
対するクロードについては、容赦なく殺そうと、殴りかかっていた。
今は回復魔法で治療されて無傷なように見えるが、強力な攻撃を喰らってかなりダメージを負っていた。
つまり、確実に化物はクロードを殺そうとしていた。
それに、限られた人しか知らないはずのアルフの正体も知っている。
状況証拠的な根拠しかないが、ここまで来ると、どうしても疑うようになってしまう。
「……本当、ですの?」
「信じるか否か、それはお前達次第だ」
考えが揺らぐセシリアではあるが、ジェナは思想を押し付けることはせず、あくまで信じるのは自由だと言う。
「アルフ、貴様はどう思う?」
「俺? 俺は……まだ、分からない。ただ、ミルのこの肌が治って、綺麗になって、可愛くなったとして……そんなミルを、アインの操る何かが攫おうとしたら……その時は信じると思う」
「あ〜、俺もアルフの意見に一票。流石にこれだけじゃあ、本当だとは思えないし」
「……そうか。其れが賢明な判断というものだろう」
そして、自分の考えを述べ、まだ分からないと言ったアルフとクロードを、ジェナは賢明だと評した。
「ああそれと。また少し話が変わるが……アインが昔の魔法……今は“古代魔法”と呼ぼうか。古代魔法を恐れていると云ったが、その古代魔法には、ある特徴がある」
「特徴?」
「ほぼ全てにおいて共通している特徴は……古代魔法を発動させようとすると、其の魔法を発動するのに適した状態へ肉体を変形したり、或いは特殊な武具を形成したりする。其の人の心や感情が、実体化すると表現しても良いだろう」
特殊な武具を形成。
その言葉と同時に、全員の視線がアルフの右腕に向く。
そこには見たことのない、複雑な模様の、太陽のような色をした金属製と思わしき防具があった。
「これ……確実に古代魔法じゃね?」
「そうですわね……」
「確かご主人様は、私達には効かずに、敵だけを燃やす炎? を出してました」
そんなミルの言葉を聞き、ジェナは頷く。
「やはりアルフは、古代魔法を使えるようになっているみたいだな。最も、不完全な状態で、という但し書きは付くが」
「やっぱり……でもそう考えると、アルフが狙われる理由も分かるな……」
不完全ではあるが、アルフは古代魔法を使うことができるようになった。
これがアインにとって危険な状況だから、アルフを殺そうとした。
そう考えると、今までの化物をアインが操っていたとするなら、全ての辻褄が合うのだ。
「……他にもスキルについて等も話したいところだったが、今は此処で話を終えよう。さて折角だ、お前達を家まで送ってあげよう」
ここで、ジェナの話したいことは一区切りついたのか、そう言って空間に黒い亀裂を切れて、大きく広げる。
「この穴を通れば、お前達の家に着く」
「……本当に言っている?」
「勿論。アルフのことは常に監視していたからね。家の場所も、当然把握済みだ」
「えっ」
「十年以上前から、貴様のことはずっと視ていたよ、アルフ」
特に表情も声色も変わらないジェナの最後の言葉で、アルフの背筋が震えた。
「あと序でに、此れを渡しておこう。中にはお前達が探していたワカクサタケが入っている」
「え……うおっ、マジで入ってる! しかも結構な量だぞこれ!」
さらに彼女は、クロードへ小さな麻袋を渡す。
開けて中身を見てみると、そこには彼女の言った通り、緑色のキノコが入っていた。
そしてそのまま、クロードは舞い上がりながら黒い亀裂の中へと入っていく。
『大丈夫だ! 確実に俺の家だから来ていいぞ!』
その言葉で、次々と亀裂の中へと入っていく。
リリーも、セシリアに連れられて中へと入っていった。
「……どうした、入らないのか?」
「いえ。最後に二つほど質問をしておきたくて」
「言って御覧。答えられることなら答えよう」
だが、アルフは残り、ジェナへ尋ねる。
「まず一つ。この武器……それと書き置きも、お前が用意しただろ」
アルフは黒剣とレイピアを出現させながら言う。
薬草採取と時に、アルフは複数の書き置きと一緒に、この二つの武器を見つけた。
それは、ジェナが用意したものではないのかと、疑っていた。
「ああ、其の通りだよ。実際武器が無ければ、死んでいただろう?」
「ずっと監視してるって聞いて、まさかとは思ったけど、本当だったのか……まぁ、助かったのは事実だけど」
そしてそれは、本当だった。
あの気味の悪い手法には少し文句を言いたくはなったが、渡してくれた武器には助けられたので、何も言うことはなかった。
「それで、もう一つ質問が有るのだろう?」
「ああ。これはずっと気になっていたことだ」
アルフは一歩踏み込んで、ジェナに詰め寄って言う。
「お前の最終的な目的は何だ? 今日のとかそういうのじゃなくて、最終的に、何をするつもりだ?」
聞きたいことの最後の一つは、ジェナの目標だった。
今までの話を聞いても、今までの行動から予測しようとしても、全く想像がつかないのだ。
魔人族の中でも、おそらく一番強く、一番危険な存在であるため、その目的だけは聞いておきたかった。
「……今は、答えられないな」
だが、答えは得られなかった。
「ただ言えることは……第一に、私の目的の達成は、全ての人間と魔人族にとって、大きな利益となること。そして第二に……アルフ、貴様が目的の達成の為には不可欠な存在であるということだけだ」
「俺が、目的達成に不可欠な存在……?」
「ああ。貴様には、生きて強くなってもらわねばならない。世界の為にも。今答えられるのはここまでだ。さぁ、帰るといい」
「……分かった」
これ以上詮索して殺されてはいけないと思い、アルフはひとまず素直に去ることにした。
そうして、黒い亀裂の中へ入る直前、
「気をつけるといい、アルフ。ミルの皮膚が治れば、おそらくアインは彼女を狙う。可愛らしく変貌を遂げた彼女を洗脳し、自分だけの従順な妻へ変えようとするだろう」
今後のアドバイスを貰った。
「……注意しておく」
色々と助けてもらったのは事実。
だが完全に信用はできなかったので、アルフはそれだけ言って、亀裂の中へと入っていった。
◆◇◆◇
そして亀裂を潜るとそこは、クロードの家のリビングだった。
「おっ、遅かったな。何か話してたのか?」
そこでは全員が椅子に座って待っている。
リリーも入って五人なのに、椅子は四脚しかないので、最後に来たアルフの席は無い。
「ちょっと個人的に聞きたいことがあったからさ」
「ほーん。ま、いいや。今日は疲れたし、外に飯食いに行こうぜ」
そうして早い時間ではあるが、クロードに連れられ、外へご飯を食べに行くこととなった。
恐ろしかった世界から抜け出し、真実を知ったアルフ。
平穏な日常を望む彼であったが、世界は、神は、それを許さない。
知ってしまった以上、神すら恐れる力を手にしてしまった以上、追手はやって来ることだろう。
ただ、今だけは、ささやかで儚い平穏を享受するのであった。
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