第3話 悦びを知った弓の子は、打ち抜く頭の誰を知る

 弓挽く私、挽かぬも私。初めから修めぬことの出来ぬ窮屈を修めていた。運命。運命、大醒輳。融かした言の葉だけが語る世の天幕。温い唇の震え微かに、アテられた昇り、満たした、その同時、質さなかった世の影灯り、隠れていた節穴。仰げば、竪琴が折れている。興せ、修練とは何か忘れたか。寄辺なき求道者、杖の寄辺なきを知らず。蛇の会合、絡んで朽ちない球体、人間、世界の自壊、観測できず。果たして人間は高速移動するか。

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