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2022年9月25日 22:28
『本作は児童虐待について、非常に不快をもよおすものとなっています』ですか。たしかに、『幼稚園に行かない』という理由で毎日のように親から『殺される!』という思いをさせられた身からしたらいい気分ではないですね。 その頃から体罰を支持する声はさんざん聞かされてきましたから、いまさら、この程度で傷ついたりはしませんし、主人公のような人間も確かに少なくはないのでしょう。 問題は体罰を認めることで大勢の子供が殺されやすくなるリスクと、体罰を禁止することで秩序が破壊されうるリスクのどちらを避けるべきか、という点になるわけですが、事実はなにかというと『大部分の親は体罰なしで子供をまともに育てている』、『連続殺人犯には決まって、ろくでもない親がいる』ということです。 このふたつの事実があれば答えは明らかです。 体罰は禁止された方が安全です。 それを悪用する人間が一定数、現れるのは人の世に完璧を求めることができない以上、仕方のないことです。『多くの子供の生命を守るために受け入れるべきリスク』というものです。 前述のとおり、私はいまさらこの程度のことで傷ついたりはしませんし、作中の言葉と作者の思想を混同する気もありません。あなたがどんな理由で本作を公開したのかもわかりません。ですから、わざわざ言うべきか迷ったのですが『フィクションの部分は、ごく一部』とのことですし、本作を読んだ人が真に受けても困りますので、むしろ、読者の方に釘を刺す意味で語っておくことにしました。 はっきり、言っておきます。 体罰の支持は殺人です。 体罰を支持することは私を含め、すべての体罰被害者に対して『お前が殺されたのは正しかったのだ』と言っているのと同じです。その言葉を受け入れるわけには行きません。 最後にひとつ。 正真正銘の体罰被害者からのコメントが届いたからと言って、本作を削除するような卑怯な真似だけはなさらないように。
作者からの返信
藍条森也さまこんばんは。コメント、ありがとうございました。体罰が許されないのは当然ですが、しかし依然として存在し、法や倫理観、感情などと混在し、私たちが生きる世界に歪みを生じさせていると思っています。藍条さまの、ご自分の体験からの真摯なご意見、胸に沁みました。ありがとうございました。
2022年9月24日 01:22
拝読させて頂きました。色々なことを考える内容でした。何より執筆されて投稿されるまでに、悩まれて勇気が必要だったのではないでしょうか…。拝読し思考できたこと、心から感謝致します。
鈴ノ木 鈴ノ子さまおはようございます。コメントいただき、ありがとうございます。本作、ひょっとしたら誰かの心を傷つけてしまうかもしれない、いろいろな問題点があるとは思いますが、何かを感じていただければなと思います。描いてて、自分でもよい気分ではありませんでしたが……フィクションの部分は、ごく一部です。
『本作は児童虐待について、非常に不快をもよおすものとなっています』ですか。たしかに、『幼稚園に行かない』という理由で毎日のように親から『殺される!』という思いをさせられた身からしたらいい気分ではないですね。
その頃から体罰を支持する声はさんざん聞かされてきましたから、いまさら、この程度で傷ついたりはしませんし、主人公のような人間も確かに少なくはないのでしょう。
問題は体罰を認めることで大勢の子供が殺されやすくなるリスクと、体罰を禁止することで秩序が破壊されうるリスクのどちらを避けるべきか、という点になるわけですが、事実はなにかというと『大部分の親は体罰なしで子供をまともに育てている』、『連続殺人犯には決まって、ろくでもない親がいる』ということです。
このふたつの事実があれば答えは明らかです。
体罰は禁止された方が安全です。
それを悪用する人間が一定数、現れるのは人の世に完璧を求めることができない以上、仕方のないことです。『多くの子供の生命を守るために受け入れるべきリスク』というものです。
前述のとおり、私はいまさらこの程度のことで傷ついたりはしませんし、作中の言葉と作者の思想を混同する気もありません。あなたがどんな理由で本作を公開したのかもわかりません。ですから、わざわざ言うべきか迷ったのですが『フィクションの部分は、ごく一部』とのことですし、本作を読んだ人が真に受けても困りますので、むしろ、読者の方に釘を刺す意味で語っておくことにしました。
はっきり、言っておきます。
体罰の支持は殺人です。
体罰を支持することは私を含め、すべての体罰被害者に対して『お前が殺されたのは正しかったのだ』と言っているのと同じです。その言葉を受け入れるわけには行きません。
最後にひとつ。
正真正銘の体罰被害者からのコメントが届いたからと言って、本作を削除するような卑怯な真似だけはなさらないように。
作者からの返信
藍条森也さま
こんばんは。
コメント、ありがとうございました。
体罰が許されないのは当然ですが、しかし依然として存在し、法や倫理観、感情などと混在し、私たちが生きる世界に歪みを生じさせていると思っています。
藍条さまの、ご自分の体験からの真摯なご意見、胸に沁みました。
ありがとうございました。