第9話 本題 〜忘れた頃に〜
女の子の部屋に入った
『ローレライ王国の介護は、ようやく始まるのじゃ!』
ヴィシュヌさんの言葉が、ぼくの
そう、ぼくはまだ、この世界に来た理由を知らない。
そしてそれはおそらく、『介護が始まる』という言葉に関係するのだろう。
腹を決めて、ぼくは
「ウミ。どうしてぼくは、この世界に来たのかな。ローレライ王国の介護が何か関係しているのかな」
そう
「ローレライ王国は、
「……
「そうですよね……。だからこそ……だからこそ、お呼びしたのです。だからこそ、リクさんが必要だったのです」
誰かに
……昂らないわけがない、けれど。
「でもっ! ……ぼくには、こんな
「そんな大それた力、なくたって良いんです。魔法にだって無理なんですよ、いち個人ができることは
言いながら、ウミは
「まずは、この国の
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