ルートビア

 スヌーピー読んでると(正式にはあれのタイトルはピーナッツだけれど一般に広く知られているのはスヌーピーだし作者もピーナッツという題名を気に入ってないらしいのでスヌーピーで通す)、ルートビアというものが出てくる。

 ビールの一種か何かだと適当に思ってたのだが調べたところどうも違うようだ。

 じゃあそもそもビア(beer)はビールのことじゃなかったのかと思えばそれはちゃんとビールのことで、つまりビア(beer)はビールのことも指すし、ルートビアみたいな飲料を指すこともあるとのことだ。

 ちなみにエールはビールの一種で発酵の仕方がどうこうという話になるのだが、とりあえずあれをファンタジーで出しておけば、ビールと書くよりなんかそれっぽい小道具になる。


   ◆


 知らない分野に首を突っ込む。これ大事。知らない分野だからこそ無責任で的外れなことが言える。知ってる分野だと下手に権威を持ってるせいで信頼されることすらある。

 悪口を言う。他人を悪く言ってそれを芸とすることがそもそも高等テクニック。うまくやれたとしても人に嫌われる可能性がある。リスキー。

 笑いをとろうとする。諸悪の根源。受けたいと思わなければ突飛なことは言わずに済む。きっとその試みは失敗するだろう、それでも挑戦する姿勢は評価したい。


   ◆


 この手の話って好きじゃない人は好きじゃないと思うんだけど、分けて書くほど分量あるわけじゃないからさらっとここで語る。

 No.7えっち、なんか書きたい。利用規約見た限りOKっぽい。まあちゃんと読んでダメだったら個人的に作って楽しむにとどめればいい。

 音声作品でえっちなの作ろうと考えたら参考にえっちな音声作品聞こうかなという考えになる。

 ただし話はそう単純かというとそうではなくて合成音声で何か作ろうとしても喘ぎ声を再現しきれない。すくなくともベタ打ちではだめで手間をかける必要がある、そして手間をかけたくない。

 じゃあどうすればと考えをすすめれば、攻めてる側が自分の行動を逐一説明するスタイル、あの冷静に考えるとこいつよく喋るなって思う例のやつになりそうなんだがこれが最適解かどうか知らない。

 ひょんなことから流行知るけど今ダウナー系って流行ってんの?

 ダウナー系なら合成音声でもいけるかもしれん。でもダウナー系って効果音とそれからちょっと漏れるあえぎとかそういうのが実はきもだったりするんじゃないのか。

 試しにその方向性で作ってみよう――結論! 自分で作ったものは結局自分で作ったものとしか思えないから気分が乗らない!!


   ◆


15  アスファルト切り裂き進む自動車の列果てしなくどこへ行くのか


16  跳ね返る太陽の光秋の光夏の残りて冬の来たらず


17  雀二羽跳ねて遊んで驚いて秋風吹いて吹かれて飛んで


18  狼が遠い山にて吠えたてる冬が来たぞそら冬が来たぞそら


19  洞穴に群れなし暮らす狼の静かに眠る春はまだ先


20  手紙一枚机の上にひっそりと音のない世界忘れ去られて


21  崩れ落ちた劇場のあとぴょんぴょんと瓦礫の上で遊べや少年


22  食い破る肌流れゆく粘液の吸われて消える我が血我が生


23  降り注ぐ雨洗い流すコンクリート鼠の肉の溶けて消え去る


24  砕け散った夢の欠片を拾い集め意味見いだせず噛むトウガラシ


25  火を眺める見えない線が空走る無数の針が我が身貫く


26  鉄の虫どこへ歩いてゆくものか寄り集まりて何を食らうか


27  鯨にも夢見る時間はありやなしや蛇長すぎる恐れを知らず


28  天高くそびえる壁のその向こう塔のてっぺん光の落ちる


29  逆転する夢見る冬の熱帯夜形作れる立方体群


30  耳の中舌はい回る風吹いて足元寒しラーメン食うべし


31  目を閉じてあり得ぬ世界思い描く人は夢にて生きるものなり


32  足二本座りつかれて歩き出す肉の躍りて血の巡り行く


33  糸伸びてコップの縁で折れ曲がるどこにでもありどこにでもない


34  踏み台に乗ってみたらばプラスチック砕けて割れて隠す頃かな


35  そぎ落とすぬるりぬるりと壁面にこびりつく垢力をこめて


36  扉開き奥へ奥へと進むほど混沌として散らかる我が城


37  ひとつひとつコードまとめて片付ける黒蛇の群れ机下にて眠る


38  立ち並ぶ線の向こうの青い缶ぼやけたグラス文字食い違う


39  片付ければ心もすっきり片が付くわかっていてもできないことかな


40  風が吹く葉がこすれ合い音を鳴らすちょうどいい日差し小春日和かな


41  カキフライ黄色と黒の旗ゆれる今日はカレーだカレーだわっしょい


42  カレーを食うコーヒーを飲むカレーを食う真正面からぶつかり合って


43  昆布昆布揺れている海の底の方ですとんと落ちて底の底まで


44  車輪4つくるくる回って人運ぶ頑丈な箱ぐしゃり潰れた


   ◆


 H音声にはまる、だがしかし唐突に飽きる可能性高し。

 今年だけでもはまって唐突に飽きてほぼやんなくなったことがいくつかある。

 例えば漢詩。

 1~3月あたりは毎日読んでて一番の関心ごとだった。それが不意に途切れてからはほとんど読んだ覚えがない。まあ和歌は漢詩におおいに影響受けてるからそのあたりでつながってると言えばつながってる。

 例えばVtuber。

 これは4~6月のだいたい3か月の話で最盛期は毎日飲みつつなんかの配信見てた。のに、なんかぱたっとやめてしまって最近だと合計1時間/月でも見てれば多いぐらいじゃないか。

 それから実はカクヨム投稿再開頃、将棋指すの一旦やめたが、3日たってその空いた時間に何やってるか振り返った時、まあこれなら将棋指してもいいかなと思ったので結局またやってる。

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