Part2
「はい、通りすがりのペットボトルです。よろしくお願いします。今パーティに入って、街へ向かっているところでございます。異世界の街は大体中世程度なので、生活に慣れないかもしれませんが、私はこれまでに江戸時代や縄文時代にも行ってますし、あんまり今回は時間がないので、長居はしないと思います。それでは行くぞ!!!!!!」
街に着いた。やはり中世の街並みだ。
「あなたなんか能力ある?」
「私水をここから噴射できるんですよ。水圧で魔王倒せますかね?」
ペットボトルは武器を買う時間やお金を節約するため、自身の能力を言う。
「予想と全然…いや、そんなもんか。まあいいわ」
このパーティ、女性しかいない。これはペットボトルが高評価を増やすため、乱数調整した結果だ。けどめちゃくちゃ強いと有名らしい。しかし他人に任せっぱなしはRTA走者の恥だ。できるだけ自分で魔王を倒すつもりらしい。
「今はまだ午前10時ぐらいですね。魔王はどこにいるんですか?」
「もう行くの⁉︎」
「私急いでるんですよ。魔王を最速で倒すために」
「そうなの。魔王は魔王城にいるわ。私たちもそこに行くつもりなのよ」
「ありがとうございます。ただ何も準備せずに行くのは危険なので、薬だけ買っていきます。あと王様に挨拶してきます。薬局はそこを右に曲がって、そのあと左に行くとありますよね。行ってきます」
乱数調整して完全に街の構造を理解しているペットボトルは、道に迷うことも、人に聞くこともなく、薬局に着いた。ってか薬局じゃなくて薬屋では?
「すみません。体力を2000くらい回復できる薬売ってませんか?」
「おや?あんた見ねえ顔だn」
「はい見ない顔です。まず顔なんてないけど。旅人です。魔王倒すために来ました。2000回復できる薬ください」
「わかったわかった。ちょっと待ってろ」
薬屋には水晶玉が置いてあった。んなこと完全に熟知している彼は全く驚かないが。
「はい、600G」
「これっすね。はいどうぞ」
何故か持ってた金貨を出すと、ペットボトルは薬を中に入れた。
「あんたそこが口なのかい」
「そうですよ。ありがとうございました」
今度はパーティの方々と城へ向かう。門番はこのパーティを知っていたため、すぐに通してくれた。
「では今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。Twitterもやってますので、フォローよろしくお願いします」
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