4・漁業組合の監視船

宇佐では久留麻の息子、久留利が首長となったが、来禅は気に入らない様子。久留利は父と比べて思いやりとか優しい心を持っている、そのことが来禅には女々しい男に見えるのかもしれない。実際、久留利にはそんなところがあり、ハルに親切なのもそんな性格ゆえのことだ。


さて深夜。襲撃チームは全員で8人。ハルは参加、来禅は選ばれなかった。泳いで監視船に近づき、そっと乗り込んだ。


「組合員には怪我を負わすなよ」

久留利はそう口を添えた。


ボート2艘8人で向かい、4人が乗船した4人にドリルを手渡すと、そっと離れていった。


数人の警備兵と出会ったが、倒して、計画通り監視船を沈没させた。


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