第5話 時代の流れが変わった日
私が考えた商品が全く売れなくなる日が来るなんて、思いもしなかった。
これまで有名な会社と一緒になって、それまでに無かった商品を次々にヒットさせてきた。
その商品を若い人たちは競って購入し、持ち歩いた。
多くの人が憧れる街を歩く若者たちの髪の色やメイクを一気に変えさせたこともあった。
なのに、最近ではどんな商品を考え、テレビやインターネットに広告を出しても全く売れない。
周りの人の視線を集め、一番堂々と歩いている若者を見つけ、彼らがなぜ物を買わないのか聞いてみた。
「今どき、物を買い込むなんてダサいんですよ。今はできる限り同じ物を使い続けて、ヘアカラーもメイクもしないのが最先端なんです」
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