怪物退治に腕の利く兄弟。潜り込んだ地下墓所には「砂人」なる怪異のうわさがあり、数知れぬ派遣隊や冒険者たちが消息を絶ち続ける。アラビア風の世界観を舞台として盗賊の物語です。怪異たちとのバトルは見ごたえあり。砂人の正体が明らかになる流れが完璧で、顛末後の余韻は悲しさを覚えるくらいの余韻です。ぜひご覧あれ!
なんというか、これぞ一つの文学の形。そう思える作品です。この作品を拝読すれば、色んな事が勉強できると思います。もちろん、お話単体として見ても面白いですし、オチもよく、設定も作り込まれているので、読後の満足感は半端ないです。間違いなく良作です。