A1-3 突然の売却話

突然、まなかちゃんが売れと言い始める。


「え?なんで?」


「if事態ダウンロード販売されてなくて未だにソフト販売しかされてなくて手に入らないからね」


「それで売れと」


「そうだね、ゲームプレイした時点でifのソフトの価値がなくなるからね」


「価値がなくなる?」


「そう、このゲームはキャラを作ったら作り直しが出来ないし削除が出来なくなるの」


「そんなゲームあるの?大抵やり直し出来るものだよね」


「だから、このゲームは中古では一切出回ることがないゲームなの仮に中古で手に入れたソフトは記録されているのかアカウント、パスワードがわかっても入ることが出来ないの」


「………徹底してるね」


「さらにVR、パソコンもセットで使うからどちらか履歴がある場合、新品のifを買っても自動的に過去に作ったキャラのデータをバックアップされるのよね」


「今時のゲームとは全然違う感じなんだね」


「………そうだね、そういう訳で売りなさい」


「え、別に売らなくても」


「売ったほうが断然、特だからね」


「そんなに高いの?」

まいが気になって話しに入る。


「多分これ全部セットで売ったら100万以上はくだらない額つくね」


「まさちゃん今すぐ売ろう」


「ええと、別に売らなくても」


「すぐ売りなさい」


「せっかく当たったしプレイしたいかな」


「プレイするのはおすすめしない。今すぐ売りなさい」


「なんでさ?」


「ゲーム初心者なんだからすぐ挫折するはよ」


 まなか姉ちゃんの言葉にカチンとくる。


「そんなのやって見ないとわからないでしょ」


「いいや。やる前からわかってるから言ってるの」


「どうしてそんなことが言えるのさ?まなか姉ちゃんもifやったことないでしょ」


「……確かに私はifはやったことないし情報だけだけど」


「けど?」


「ifのベータ版で元トップランカーだからね下手な人間よりかなり詳しいよ」


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