A1-2 中身

 なみちゃんが箱を空けて中身を確認する。


「あらあら、これはVR?とノートパソコン、ソフトかな?」


「………そうだよ」


「こんな、高いの買ったの?」


「嫌嫌。違う、ネットの抽選企画で当たったんだよ」


「あらあら、欲しいなら言ってくれたら買って上げたのに」


「値段がね、かなり高いからね買いたいとは言えなかったよ」


「まさちゃん、あんまり買って欲しいとか言ったことないから別に10万、20万ぐらいの欲しいと行ったら買ってあげるよ」


「まあ、それでも気軽に買ってとは言えないよ」


「まあ、確かにそうだね」


「それにこういう抽選でのプレゼント企画は当たらないと思うし都市伝説な感じがするからね」


「しかし、良く当たったね、このVRとセットで箱に入ってるの世界で大人気のゲーム「if《イフ》」じゃない」

まなかちゃんが話しに入り始める。


「そんなに凄い有名なゲームなの」


「そうね、世界規模で未だに人気があって開始してから10年以上は立っているね」


「そんなに人気があるゲーム何だね」


「そうだね、未だにユーザーがかなりいるし、新規で始める人がいて今も売れ続けてるゲームだね」


「まなか姉ちゃん詳しいね。プレイしたことあるの?」


「……プレイしたことはないかな、情報をかじっただけかな」


「そうなんだ、どんなゲームなの?」


「まさちゃん、ゲームの中身知らないで応募したの?」


「うん、そうだよ」


「……何で応募したの?」


「何となくSNS見ていたら抽選で当たるのに色々応募したりして見たら当選のDM来たんだよね」


「……まさちゃん運良いけど運の無駄遣いかもね」


「え?どうして?」


「うーん、まあいえることは」


「?」


「ゲーム「if」、VR、ノートパソコンはネットですぐ売りなさい。というか今すぐ、オークションに流せ」

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