第21話 ジャンからの知らせ

中筒達の慎重さには、時にやきもきさせられる。


丸裸にされている彼らをなぜ、取り払わない。


俺、ジャンとカイムは不思議で仕方なかった。


簡単な事だ。葬るなり、追放するなり。。。


なぜだ?


自分の家族のような者が取り残され一族の中に閉じ込められているなら、救ければいい。


まだ、何かあるのか?


俺はカイムに調べてもらい、サタン達の協力も要請した。


そうして、知らせが届くのである。


何と、残酷な事かと。


不動明王は、どうするつもりなのか。


復讐なのか、傍また、少数に残った者を守る為なのか。。。


2つに1つではないか。


俺からはそう見えて仕方なかった。


一族の中に残された不動明王の仲間は、虫の息な状態にされている。


カイム達は、この一族を捕らえた。


1人残らず、牢屋に入れている。


虫の息の者達は、気の毒ではあるが、俺が無に葬る事をした。


不動明王には、その旨を知らせてある。


哀しみすらも、彼は見せず、彼は今も尚胸中を見せないでいた。。。



俺、ジャンは、父達の処へ出向く事に。



ワンネス「ジャンからの知らせは知っている。」


そこへ、ロビンもやってくる。


そこには、いつもの創造神達の他に、

ロビンの父である、天地金神、そして、シヴァのもう一人の父である、光の神だ。


ロビン「中筒を動かしたい。


このままでは、りおはいつ何時手をかけられるか。。


父上!」


天地金神「・・・」


天地金神は、ただ黙りその場を鎮座していた。


ジャン「私の見立てでは、ロビン同様、りおからまず、不動明王を離し身の安全を図りたい。

不動明王は、未だに真意を見せない。


ひとつ、気になることがある。」


ミナカヌシ「なんだ?」


ジャン「不動明王は、終わらせたいと考えているはずだ。


もしかしたら、彼は自分を始末してもらいたいと考えているのではないか。。私の憶測ではあるが。


そして、残された者を皆に託したいとしているのではないか。。


そのようにも、感じとれるのだが。。。」


ロビン「しかし、、、もし、復讐ならば、、、りおを巻き込みかねん!」


アトゥ厶「不動明王が自分を始末するのを望んでいたとするならば、

それを今いる霊界の、りおを守護している、侍達先祖をはじめとする者達。そして転生中の者とて、こちらに戻れば、自ずと記憶は、戻される。

そうなれば、負の感情により、闇をまた作る事に繋がる。。。」


如何にいたすが良き事なのか。。。


アトゥ厶「まずは、りおから、離すよう、こちらから中筒に打診しようぞ。」


中々解決に至らない事に、何かあるのでは。と頭が過る、俺、ジャンだった。。。





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