第18話 誰も知らない、もう一つの使命②
中筒「では、お話頂こうぞ。」
中筒の、創造神達に向けた真剣さは、内側で感じる俺を怯ませた。
こう言う中筒の姿が真の姿なのを俺、シヴァは勿論、ジャンすらも知っている。
ミナカヌシ「先程も話始めたが、りおの周りにいる善の顔をした悪を引きずり出したい。
そう、不動明王の一族だ。」
中筒「お不動様の一族が完全に別れ、分裂しているのはわかっています。
問題はお不動様自身。。。であります。」
ロビン「悪は悪だと、はっきりしてはいるが、曖昧な者達がいる事は確かだ。 ジャンは、下からお不動様達について、調べて来たんだろう?
ウィル達の協力を経て。」
ウィル「そうだよ。僕らも、宇宙側のジャン達も、お不動様達一族達が何を目的としているのかを調べてきたんだ。そして、地球の外側にいる、光のグループの一員である神々とも、連携してきたんだ。」
須佐之男命「で?、、何がわかってんだ?」
須佐之男命は、いつものおちゃらけさすらもなく、神妙だ。下手な事を聞こうものなら、暴れそうな気迫すらも。。。
アトゥ厶「はっきりとしない者を皆で、確かめてもらいたい。」
このアトゥ厶は、エジプトの創造神だ。ミナカヌシ達と共にいつもいる。そして、アトゥ厶の部下のような、存在なエジプトの神々である者達は地球の外側から地球を守護している。
勿論、この光のチームの守護神でもありだ。
中筒「お不動様自身の事でありますな。。。」
アトゥ厶「そうだ。彼は決して悪ではない、しかし、善と言えるのか?
我々では、ある程度は見え、分かってはいるが、それが真かどうか。。
見ない部分もあり、それには、ゆうにいろいろと下から調べてもらい、皆に投げかけさせてきた。
それを皆は、勿論、お不動様自身がどう感じ動くのかをみたいのだ。
行動が心理を引きずり出すだろう。」
須佐之男命「それは、わかる!だが、その一族を追い出すのに、りおをこれ以上、使うな!
可愛そうだ!それは、俺達がするとして、上げてやるべきだ!」
中筒「須佐之男命、、それでは、隠され見えにくいはずだ。。。
りおは、どの道、時間はないはず。。最後、残り時間を使い、見極めたいと。。そう、創造神方々は考えている。。そうであるな、アトゥ厶!」
アトゥ厶「如何にもだ。。。しかし、皆の怒り、なんとも言えぬ心はよくわかっている。ゆうの胸中もだ。」
ミナカヌシ「正しいと口が言うのは簡単なこと。行動で、どう、動くのか、そこから、我々が見えていない部分も垣間見えるはずだ。皆にはくれぐれも、理解頂きたい。そして、りおからは、ずっと、「まだかまだかと言われ、次第に、上げてもらえず、最後まで自分を犠牲にさせながら、神々に遣えるのだろう。」と、諦めな気持ちすらも見受けられる。りおのこの当たり前に湧く心を支え、光へと少しでも向けさせてやってほしい。」
ひかり「酷いよ、ミナカヌシ様!
もっと、りおを考えてあげてよ!
感情もとりあげて、りおの大事なもの次々にとりあげて、りおらしさなんて取り戻せないよ! なんで、りおがそんな事ばかりしなくちゃ駄目なの?」
ワンネス「ひかり。りおを思ってくれてありがとう。
りおの父として、言わねばならないな。
りおの、それが使命でもある。
りおの感情などを取り上げているのは、感情で負に傾かないようにする為だ。まだまだ、コントロールができない。りおの安全な為。。
ならば、上げてやるのが正しいと考えるだろう。
しかし、父だから、可愛そうだから、りおがかわいい娘だから。
そんな想いで、りおを扱えば只の娘にしかならない。
父である以上に、私達は創造神方々もだが、、我が先に生み出した子達を成長させ、地球を護らねばならん。
りおは、勿論だが、ジャンも、シヴァもその為に存在している。
勿論、お前たちもだ。
使命により、誕生している大切な命。 理解は、まだ、難しいかもしれない。。。」
ひかりは泣いている。その横で須佐之男命が慰める。
アカルヒメ「創造神様方々。
私達はいつまで、このような状態なのでしょう。ゆうのセリを本来のセリに戻してやりたく。」
アトゥ厶「まだ、いかん!セリはそのままで、ゆうの内側にて、守護してもらわねば。セリの身が危なくなる。」
ひぼこ「セリが握っているりおの情報だよね。だから、セリも、あらゆる方面から、狙われてきたし、今も尚続いている。。。」
中筒「敵はあらゆる方面から来ており、問題はお不動様だけの件だけではないと。。。」
アトゥ厶「そうだ。なぜかは、出来上がり、明るみになった、光のグループを恐れての事だ。他のグループよりも、敵からしたら、厄介だとされているからな。早く潰すべきだと。
あちこちからその、感情が我々も感じとっている。」
俺達、光のグループ。。。
皆の表情が強ばる。。。
俺達は、りおには一切この話をまだしないとし、まずは、お不動様自身を探る事をするとした。
彼の真意は何処にあるのかを。。。
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