第15話 ロビンが二人?!

ロビンは、皆の元に帰って来て、金神である父からの話を仲間に知らせた。


俺は驚く事はなかった。そればかりか、以外にも納得がいく。


過去で一緒だったロビン。かなりの気性の持ち主。それは、今居るもう一人の彼だと確信できたからだ。


間違いない。。。あの頃のロビンだ。


二人は、全く違う人格だ。これに混乱したのが、りおだった。


一人は優しく、穏やか。


もう一人はキツイ感じで、尚も乱暴にも感じたらしい。


りおは二人のロビンと話す際


優しいほう、


キツイロビン。


と呼ぶようになる。


そして、あんな。


何を隠そう、あんなは、りおの中にいる。


しかも、まだ、眠っているようだった。


りおは、益々、混乱する。


自分はいったいどうなっているのか。。。


りおは実は、事情があり、人格がりお自身を入れて4人なのだ。


全ては、陰陽の関係だ。


りおの他に、「ひかり」と言う娘がおり、彼女は光の神より生まれた。


父さんである、シヴァ神と同じ父を持つ。


そして、「あんな」だ。


そして、もう一人。


彼女の名はこの地球の言葉の発音に当てはまらず、1番近いからと

「ミュレ」と言う。


彼女は、宇宙からの娘であり、創造神との繋がりが色濃い。


りおは、そんな4人を抱えているとも言える。


それも、そのはずなのだ。


事情とは、実は、まだ幼い4人。

彼女達を今生、りおとし、転生させ、何を隠そう、肉体で保護してもらうことが目的。


魂を1つにし、りおと言う一人の人格に繋げ、人間の持つ、肉体に入る事で安全を保たれていたのだ。



今生でのりおは自分を振り返り、4人の基質が混ざり合い自分自身の人格があると確信している。


向日行きな自分。それは、きっと、ひかり達、光側。


引っ込み思案な自分は闇側である自分本来なのではないかと。


自分の中にある陰陽。


りおは、理解するのだった。


そうして、時はまた過ぎ、いよいよ、りおは、自分の生まれた家系と対峙する時が来るのだった。。。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る