第11話 表の役目と本当の使命

りおと再会を果たし、俺は神々の元に戻ってきた。


そして、知る事になる。


りおの母親を襲い、りおから離れた頃からは、10年以上が経っていた事を。


そして、霊界での、りおの兄である者と今生と言う、りお達の世界で再会し、神々とりおが繋がった事を。


俺はりおから離れなかった。常に一緒にいる。


幸せを噛み締めながらも、そう、


ロビン。。。


彼を思っていた。


救け出さなければ!


そう考えていた。そして、自分があの世界に行った本当の理由。


ロビンも理由があるに違いない。


俺はそればかりを考えていたのだった。。。



その頃、ロビンは・・・・


権現「なんと、忌々しい事か!

お前が、邪魔していたのではあるまいな!!」


ロビン「なんの話だ?」


権現「しらばっくれおって!!

いつも、そうだ、あの忌々しい、娘!!奴らの人質に取れたものを!」


ロビン「諦めろ。奴らには勝てん。」


権現は、見る見る怒りをあらわにする。


権現「ふ、ふざけるな!

我々は、地球の外にいる仲間をこちらに引き寄せる為に、存在しているのだ。貴様とて、そうだろう!」


ロビンは黙ったままだ。


不服ばかりを言いながら、権現は何処かへ去った。


ロビン「さて・・・これからどうするか。。。父上。。」


そう、ロビンもまた、使命によりこの世界に鎮座していたのだ。



「ロビン様。」


何処からか、自分を呼ぶ声がした。


ロビンは内言でその者と話す。


「どうした。ジャンからの遣いか?」


そう、既にジャンとロビンは繋がっていたのだ。


遣いの者「次にアリオス様が救けに参ります。その時には必ず、お戻りになられますように。」


ロビン「なに?戻れと申すか。」


遣いの者「はい。整いつつあると。ですから、それに合わせ、戻られよ。との事に御座います。」


ロビン「わかった。。。」


このジャンと言う男。


彼は、ロビン達が、いる世界より下の世界にいる男で、闇にいる悪魔や、宇宙絡みの闇に潜む連中を取り締まる使命を担っている男。


つまりは、闇に行く世界の境目に身を置いていた。


また、ジャンはアリオスの父であるシヴァ神とも繋がり、闇と光、双方を見ながら活動する者だ。


なぜ、そんな男とロビンが繋がっているのか。。。


全ては天界からの壮大なプロジェクトによるものだった。


ロビン「戻れとな。。。」


ロビンはため息をついては考えを巡らせていた。。。

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