第65話 魔王、の弟子、海を割るのじゃ

 ◆テイル◆


「ここからはクラーケンの出没する海域だ。総員全周囲を警戒しろ! わずかな違和感も逃すな!」


 クラーケンの縄張りに入った事で、甲板が緊張に包まれる。

 ここからはいつクラーケンが現れるか分からないからです。

 特に前回の討伐では、突然真下からクラーケンが浮き上がって来て為す術もなく船を沈められたという話も聞いて、私達は背筋が寒くなった。


 だからだろう。冒険者の中には船の縁にから真下を凝視している人達が何人もいる。

 きっとあの人達が前回の討伐に参加した人達なんだろうな。

 空を飛べる私と違って、組みつかれたら逃げ場のない彼等の目は真剣だ。


 その時でした。右の方からザパァンと大きな水しぶきが上がったんです。


「えっ!? 何!?」


「見ろ! 魔物だ!」


 見れば水しぶきの中から大きな蛇のような魔物が姿を見せていたんです。


「クラーケンか?」


「違う、シーサーペントだ!」


「うぉ、デカいな。海の魔物ってのあんなにデカイのか!?」


 海の魔物と初めて戦う冒険者が、シーサーペントの大きに驚きの声を上げます。

 分かります。私も初めてクラーケンと遭遇した時は驚きましたから。


「総員戦闘態勢! 攻撃準……」


 船長が声を張り上げ、魔物へ攻撃命令を出そうとしたその時、轟音と共にシーサーペントが吹き飛んだんです。


「「「「なっ!?」」」」


 そして吹き飛んだシーサーペントは海面に叩きつけられると、そのまま動かなくなりました。


「あの巨体がたった一発で……」


「何だ今の魔法は……」


 今のは確かに魔法でした。おそらくは上位火属性魔法の爆炎魔法でしょう。


「凄いですね」


「ああ、ヤバい威力だぜ。あんな強力な魔法は戦場でも滅多に見られるものじゃねぇ」


 近くでその光景を見ていたグランツさんも魔法の威力に驚いています。

 確かに威力も凄い。でも私が驚いたのは……

 

「いえ、威力も凄いんですけど、魔法を発動させるまでの時間が凄いです」


「どういうこった?」


 このあたりの感覚は、魔法を使わない人だと分かりづらいのかな?


「えっと、魔法は高度なものほど複雑な呪文と精神の集中が必要になります。でも今の魔法はシーサーペントが現れてからすぐに放たれました。つまりあの魔法はほぼ一瞬で魔法を構成し、高い精度で安定させたんです。それだけあの魔法を放った術者は、あの精度で魔法を使う事が当たり前なんだと思います」


 正直な話、魔族となった私なら同じ魔法を訓練次第であれに近い速度と精度で発動させる事が出来ると思う。

 魔族は魔法を使う時に呪文を省く事が出来る上に、呪文の制御も容易だからだ。

 だからこそ、あれだけの魔法をこの短時間で呪文を『唱えて』、術式を『制御』した事は凄いんです。


「成る程、魔法使いだからこそ分かる実力って事か」


 一体誰があの魔法を放ったんだろうと、疑問に思っていると、甲板に居た船長が「何だと!?」とか「そうかご苦労」と傍にいた魔法使いと話しているのが聞こえてくる。

 多分風魔法で連絡をしているのかな?

 そして話を終えた船長は、興奮を隠せない様子で今の魔法が何だったのかを私達に発表する。


「皆、今の魔法は勇者様の仲間であるローザン殿の魔法だ!」


「あれが勇者様の仲間の魔法!?」


「凄ぇ!」


 今のが勇者様の仲間の魔法使いの魔法……。

 そう言われれば、納得するしかない威力だった。

 そうか、あれが勇者様の仲間に求められる実力なんだね。


「へぇ、やるじゃねぇか」


 グランツさんは魔法が放たれた船を見つめて感心したように呟く。

 うん、あの魔法は本当にすごかった。


「よし! 私も頑張らないと!」


「おっ、気合い入ってんな!」


 今度は遅れを取らないようにと気合をいれると、再び水しぶきが上がる。

 って、もう来たの!?

 水柱の出現一はさっきのシーサーペントよりも左側、勇者様の乗っている船よりも私達の船の方が近い!


「またシーサーペントだ!」


 出現したシーサーペントは、近くにいる私達の船目掛けて突っ込んでくる。

 うわぁ、空から遠巻きに見る時よりも迫力があるよぉ!?


「船にぶつけられるとマズいぞ!!  海に落とされない様に気をつけろ!」


「「「おうっ!!」」」


 冒険者達が船の縁から下がり、弓を構える。

 でもその前に私達魔法使いの攻撃だよ!


「あ、頭を狙います! ハイドロアックス!!」


 私は準備が完了した魔法を即座に放つ。

 魔法が発動すると、空中の水分を集めて幅広の巨大な水の刃を宙に生みだす。

そしてそれをこちらに向かってくるシーサーペント目掛けて落とした。

 すると海がズバァンという音を立てて真っ二つに割れ、シーサーペントの首を切断した。


「うぉぉぉぉっ!! マジか!? 海が割れた!?」


「すげぇ、首を一発かよ!」


「あの嬢ちゃんも凄ぇぞ!!」


 シーサーペントを一撃で倒した事で、船上の皆が歓声を上げる。


「やるじゃねぇかテイルの嬢ちゃん」


「い、いえ、この程度の魔物なら大したことはありませんから」


「ははっ、この程度、か」


 あわわ、うっかり緊張して力入れ過ぎちゃったぁー!?

 危なかった、もうちょっと威力を高めていたら船にまで被害が出ちゃうところだったよー。

 うう、反省。次からはもっと手加減しなきゃ。


「よーっし、デカいのはテイルの嬢ちゃん達に任せろ! 俺達は雑魚を近づけさせるな!」


「任せろ!!」


「やってやるぜ!」


 うう、おかしいなぁ。いつもならもっと落ち着いて魔法を使えるのに……


「期待してるぜ嬢ちゃん!」


「大したもんだ!」


「あ、はい、どうも。頑張ります」


 そ、そういえば私、こんなに沢山の人の前で魔法を使うの初めてだった。

 あわわ、緊張してきちゃったー!


 ◆


 そんな事がありつつも私達はクラーケンの捜索を続けていた……のだけれど。


「……出ませんねぇ」


「出ねぇなぁ」


「「クラーケン」」


 そう、クラーケンは全く出てこなかったんです。


「何で出てこないんでしょうね?」


「さぁなぁ。案外嬢ちゃんに恐れをなして逃げたんじゃねぇのか?」


「だよな! 嬢ちゃんの魔法は凄かったぜ! ドカンドカン海を真っ二つに割って魔物をぶった切ってたもんな!!」


「いやー、スゲェ迫力だったぜ! アレを見てクラーケンもビビッちまったんじゃねぇの!?」


 ち、違います!! あれはちょっと緊張して威力を制御できなかっただけなんです!

でも最後の方の二回はちゃんと威力を調整して海を割りませんでしたよ!!


「そもそもまだ一度もクラーケンと戦ってないですから、逃げるも何もないですよ!」


 出てくるのは小物の魔物ばかりで、大きいのでもシーサーペントレベル。

 正直言ってそれ以上の魔物であるクラーケンが逃げるとは到底思えない。

 でもそうだとすると一体何が原因なんだろう? もしかして師匠が何かしたのかな?

 そうして捜索を続けていると、太陽が水平線に沈みだしました。


「これよりクラーケンの海域を出て休息をとる。夜の見張りをする者は昼間以上に気を付ける様に!」


「どうやら今日の捜索はここまでのようだな」


「何でクラーケンの海域を出るんですか?」


 海の上なんだし、ここで野営をしても良いと思うんですけど?


「夜だと真下から襲ってくるクラーケンの姿が全く見えなくなるからな。危険の少ない海域まで下がって休むのさ。夜の海はマジで何にも見えねぇからな」


 そ、そうだった。前の討伐じゃ海の底からクラーケンに襲われて大変なんだった。

 もしクラーケンが私達の想像よりも賢い魔物だったら、夜の闇に乗じて襲ってくる可能性もあるんだ!

 うわっ、そう考えるとどんどん黒くなってくる海の中が怖くなってきましたよーっ!?

 夜の間だけ空を飛んで寝ようかなぁ……


 ◆


 幸いにもクラーケンの夜襲はありませんでした。

 朝食を終えた私達は、再びクラーケンの縄張りへと船を進めたのですが……


「やっぱり出ませんねぇ」


「だなぁ。出てくるのは雑魚ばかりだ」


 やっぱりクラーケンの姿は見えない。

 代わり大した事のない魔物がわんさか出てくるんですけどぉ。


「一応大きい魔物の出てきますけど」


「クラーケンに比べれば小物だな。って言うかこのサイズだとクラーケンのいい餌だろ」


確かに、この大きさの魔物がこれだけ居るのなら、クラーケン達も満足するんじゃないかな。

けれどそう考えるとちょっと疑問がわいてくる。


「でもおかしくないですか?」


「何がだ?」


「クラーケンの餌になるのなら、この魔物達は真っ先にこの海域から逃げ出すと思うんですよ? でもこんなに派手に襲ってくるって事は、この魔物達はクラーケンから隠れ住んでいる訳ではないって事じゃないですか?」


 正直こんなに沢山魔物が居るなら、クラーケンも人間の船なんて襲わなくてもいいだろうにと思わずにはいられない。


「確かにな。もしかしたらクラーケン共、縄張りを変えたのか?」


 縄張りを変える、それは珍しいことじゃありません。

 地上の魔物だって餌が無くなったり、強い魔物に住処を追われた事で縄張りを変える事があるんですから。


「船長に相談した方がいいんじゃないですか?」


「そうだな。一応話してみるか」


 と言う訳で私達は船長に話をしてみる事にしました。


「いや、それはありえないな。クラーケンは基本的に縄張りを変えないものなんだ。変えるとしたら、自分達の縄張りをより強いものに追われた時ぐらいだ」


 それってつまり、この海域にクラーケンよりも強い魔物が現れたって事ですか!?


「クラーケンより強い魔物ってそんなの居るのか?」


 グランツさんも流石にそれは無いんじゃないかと懐疑的です。


「元々この海域にはクラーケンはいなかった。どこか別の海域から追われて逃げて来たんだろうと我々も考えていたんだが、もしかしたらそのクラーケンを追い出した魔物が……」


「「クラーケンを追ってやってきた?」」


 船長の言葉を聞いた私達は、そんな空恐ろしい事を口にしてしまいました。

 いやいやいやいや、流石にそんなの来たら相手なんて無理ですよ!?


「……その可能性は否定できんな。指揮官と相談してみる」


 船長は通信役の魔法使いを呼ぶと、旗艦に乗っているらしい指揮官に相談を始めました。

 そして話を終えると、船長は私達に今後の予定につうて教えてくれました。


「とりあえずだが、予定通り備蓄の食料が不足するまでは捜索を続行する事になった。仮にクラーケン以上の脅威が居たとしても、その存在を確認しない事には今後の計画も立てれないからな」


「もし居たらどうするんですか?」


「その時は撤退も視野に入れる事になるだろう」


 ひぇぇ、おっかないよぉ……


「分かった。とはいえ、そんな化け物には出会いたくないもんだがな」


「全くだ。ああそうそう、この話は他の者達にはしないように。余計な不安を煽りたくないのでね」


「わ、分かりました!」


 結局、その日もクラーケンが現れる事はなかったのでした。


 ◆


「船に備蓄していた食料が間もなく尽きる為、一度港に戻って水と食料を補充する事にする!」


「結局クラーケンは出なかったな」


「本当にクラーケンなんているのか?」


 一度帰港する事になって、冒険者達がにぎやかになりました。

 それもその筈、ずっと何もない海の上で魔物の襲撃に神経をすり減らしていたのですから、安全な陸に戻れるのは嬉しいですよね。

 特に前回の討伐に参加した冒険者達は、あからさまにホッとした顔を浮かべていました。


「港に戻ったら例の件で出航は遅れるだろう。君達も体を休めておくと良い。だが酒の飲み過ぎには気を付けるんだぞ」


 クラーケン以上の魔物の存在について話をした私達に船長が話しかけてくる。

 これは……あの件についてうっかり口を滑らすなよって事かな?


「はい!」


「はははっ、次の出航でも君の魔法を頼りにしているよ」


 ◆


 それから数日後、私達は二度目、いや三度目の討伐に出航した……のだけど。


「やっぱり出ませんねぇ」


 結局二度目の出航でもクラーケンは出なかった。

 私達は襲ってきた魔物を撃退し続け、再び水と食料が危なくなると港へと戻る。


 そして四度目の出航では、クラーケンの縄張りの外を捜索する事になったんです。


「これまでクラーケンの縄張りとされていた海域を捜索したが、クラーケンの姿はなかった。そこで我々は船団を三つに分け、別の海域を捜索する事にした!」


 指揮官の宣言を受けて、冒険者達から動揺が走ります。


「そんな事する必要あるのか? 元々船が行き来してた航路はクラーケンの縄張りになった場所なんだろ? だったらクラーケンが居なくなったのならもういいんじゃねぇの?」


「だよなぁ」


「諸君の疑念も尤もである。だがクラーケンの縄張りは我々の想像以上に広い可能性があるからだ。ここで討伐隊を解散し、交易船が再び出航したところでまたクラーケンが船を襲ったら、我が国の交易路は今度こそ国際的な信用を失って壊滅的な打撃を受ける! それだけは避けなければならない!!」


うーん、確かにあの人の言ってる事は間違ってはいないと思うんですけど、クラーケンってそんなに縄張り広かったかなぁ?

 師匠に命じられて倒したクラーケンはいつも同じあたりにいたから、そこまで広範囲に広がるとは思えないんだけど……


「これは魔王討伐で様々な魔物と戦ってきた勇者様一行の提案でもある!」


 へぇ、勇者様が。確かに勇者様なら色んな土地の魔物と戦って言うから、そういう実例を見たことがあるのかも。


「……あっ、もしかして」


コレ、宮廷魔術師選抜のアレコレが関係してるのもあるんじゃ?

 元々クラーケン討伐を利用してるから、このままだとみんな碌に成果を上げれないから、勇者様達に相談して何か功績を作れる方法が無いか聞いたんじゃ……


 そう考えると縄張りの外に捜索の手を広げるのもあり得ない話じゃないと思えてきた。


「万が一の可能性もあるし、国としてはそうせざるを得ないんだろうが、実際には自分達が何かしらの成果を上げた証拠が欲しいんだろうな」


 私と似たような事を考えていたらしいグランツさんが軽いため息を吐きながら肩を竦める。


「前回あれだけの犠牲者を出した以上、クラーケンはどこかに行っちまいましたなんて報告をしようもんなら、討伐を始動した連中は責任を取らされるだろう。となれば最低でも代わりの成果を持ち帰らないとってとこだろうな。それは国だけじゃねぇ。前回なんの成果もあげられなかった勇者様達もだろうぜ」


だから今度はクラーケンが居なくなった原因を探そうってことですかぁ。


「まぁ俺達は国に雇われている以上、参加するしかねえんだけどな」


 と、呆れた様子を見せていたグランツさんだったけど、今度は一転して明るく笑いかけてくる。

 ……あっ、もしかして私が不安にならない様に気を遣ってくれたのかな?

 良い人だなぁこの人。


「はい! 頑張りましょう!」


「ふん、何も知らずにいい気なもんだ」


 そんな風に気合を入れていたら、いきなり冷や水をかけるような言葉が投げつけられました。


「トラビック」


 やっぱりというか、何と言うか、声の主はトラビックでした。


「今度の捜索を今までと同じに考えたらとんでもない事になるかもしれんぞ」


「それはどういう……?」


「おっと、お前のような小娘に言っても無駄か。何しろこの情報は俺のような実績と信用のある者以外には教えらえていないんだからな。お前は精々クラーケン程度に怯えているがいいさ」


 それだけ言うと、トラビックは自分の船へ乗り込んでいきました。


「……もしかして今の」


「ああ、多分俺達が船長としたクラーケンが居なくなった原因の話だろうな」


 えっと、ごめんなさいトラビック。その話の大本は私達なんですよ。

 ドヤ顔で情報をチラつかせてきた彼の顔に何となく居たたまれない物を感じてしまう私達なのだった。


 ◆


「でもやっぱりいないですねぇ」


「だな。出てくるのは小物ばかりで、ちょっとデカいのが出ても嬢ちゃんの魔法で一撃だ」


 クラーケンの縄張りの外の捜索を開始した私達でしたが、やっぱりクラーケンは出てきませんでした。

 さらに言うとクラーケンを追い出した新しい敵の存在も。


「いやー、今日も海割りの嬢ちゃんの魔法は凄かったな!」


「ああ、今日なんて海の底が見えたぞ!」


「はははっ、そりゃ言いすぎだ」


 だからなのか、冒険者の皆さんも最初の捜索の時よりも楽観的な感じです。


「船団を分けると聞いて不安だったが、海割りの嬢ちゃんが居るのなら安心だ!」


 そして気づいたら、私には海割りという二つ名がつけられていたんです。


「うう、可愛くないよぉ……」


「はははっ、二つ名なんざ大抵本人が望む呼び方をされねぇもんだからな。寧ろ二つ名で呼ばれるだけ大したもんよ」


 だってだって、あのクラーケンよりも危険な魔物が居るかもって思ったら、つい緊張しちゃったんですよぉ!


「やぁ海割り君、君の活躍には期待しているよ!」


 更に船長まで私の事を海割りと呼んで上機嫌で話しかけてきました。


「勇者様の乗る船の担当を外された時は私の出世も終わったと絶望したが、私の運も捨てたものじゃないな! ドヤ顔で自慢してきたコーネルの奴め、最初の戦い以降は功績もさっぱりでいい気味だ! はははははっ!」


「あ、あはは、頑張ります……」


結局、三度目捜索でもクラーケンは現れず、私達は港に戻る事になったのだった。

クラーケンが居なくなった原因、本当に居るのかなぁ?


◆ローザン◆


「封印の反応があった。目的地はあちらの方角か」


 勇者一行の乗っている船の甲板で、新たに仲間に加わったローザンは、求めていた反応を感知して笑みを浮かべる。

 ローザンはすぐに船長を呼ぶと、反応を感じた方角に船を向かわせるように指示を出した。


「やはり番人が居るな。だがこちらには勇者と聖女が居る。それにおまけのようなものだが、戦力もそれなりに用意してある。壁程度にはなるだろう」


 ローザンは魔物と戦う冒険者達を見つめるが、その眼差しは共に戦う仲間に向けるものではなかった。 


「もうすぐだ。もうすぐ第一の封印を解くことが出来るぞ」


 その顔に浮かんだ笑みは、到底勇者の仲間とは思えない邪悪なものだった。

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