No10ー永遠ー
『意外と向き合えないもんなんだなぁ。お前に言われるまで気付かなかったよ。そうか、俺の大切な
呪いと向き合うことは、きっと一人では出来ない。
あなたは最高の
『申し訳ないなぁ。このまま消えちまうなんてズルいなぁ。本当申し訳ない、、、』
『ズルくなんかない。俺が背負う、生きる、償う』
『ハハは、永遠に永遠を足しても変わんないなぁ。じゃあ頼むわ。
消えるんじゃあ、ねえ、、ぞ、、、?』
「死神になろう」
「死神とか呪いとか意味わかんねぇんだよ!」
こんなことを言ったのは、寂しいからかもしれない。
「君はこのままだと50年間は地獄に行くことになる。
その50年を終える頃には、人間性をなくし、呪いが暴走するようになる、
そして君のような強い呪いの者は消される」
消される?
「消えるのは死じゃない。文字通りに、跡形もなく消える」
それなら地獄行きも悪くない。
私なんて始めからいない方がいいのだ。
だけど、、、
「死神になればその50年間を
50年を終えても消されることはない。好きな場所に行っていい」
熱心に聞いている自分がいる。
一人で消えるのは嫌だと叫ぶ自分がいる。
私にはまだやることがあると分かっている。
「私、死神になりたい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます