お母さん……
研究者って生き物を研究対象としか見えなくなってしまうのですかね。誰かを助ける為なのかもしれませんが、今の世の中でもありそうで、恐ろしいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
フリッツ・ハーバーやデュポン、731部隊など、戦争のために犠牲を問わず尽くしてしまった科学者はたくさんはいます。のちに後悔することになるのですが、その当時には、それを大儀だと信じ、善意を持って事を成しました。どんな世界でも人はそれは繰り返すだろうと思い、お母さんにその役を担わしてみました。
お母さんは、魔族との戦いが無かったら、勇者が逃げ出すことが無かったら、まだ研究所でのほほんと研究を続けていたかもしれませんー。
まあね、あんなにかわいいモルモットだって作業として殺しまくるのが研究者なわけで。最初はかわいそうと思う人もいるだろうけど、いずれ無心になるのでしょう。ならないとやってられない。
そして最初からなんにも感じない人もいるのが人間って生き物。先天的にもそうだけど、後天的な教え(主に人を生物の最上、他は奉仕種族と根底から位置付けてるどっかの宗教)で価値観が固まっている人間も同じくらい気味が悪いものです。
この母親の場合、過去に自分もそうされたとかなのかな? 虐待された子は自分が親になると同じく虐待してしまうと言うし。だとしたらまだ哀れだけど……
作者からの返信
ありがとうございます!
なんかこう母の方のネジは外れていたんだと思います。
貴族社会って、イギリスのとかフランスの例を見ていると、やっぱり歪むんだろうな…とは思っていますw