第18話 誤解を解くために②

カチ、カチ、カチ


「・・・・・」


時計の音が暗いリビングに響き渡る静寂な時間。フォルテは先ほどから口をパクパクさせている


流石に自分からこの奇妙な静寂を破る勇気はなく、ただ時間が過ぎ去るのを待つのみしかできなかった


すると、フォルテがおもむろに口を開いた。


「これ本当?」


これ・・・・フォルテが言っているこれとは俺がいまフォルテに差し出している画面に映っている夏姫のアカウント画面だろう俺はすぐさまそれを肯定する


「ああ、本当だ何なら今から親に確認をとってあげるよ」


俺は親に電話をかけようとしたところで止められた。


「確認なんか要らないよ、そこまでゆーくんが言うなら私が間違ってたんだよね・・・・・」


「・・・・・・」


「ひっぐ、ひぐ、ごめんなさいゆーくん本当にごめんなさい。ひぐ」


「な、何言っているんだよフォルテ俺が悪いんだよ。妹を紹介できる日が会わなくて、フォルテに妹のことを曖昧にしていたのは俺なんだから。」


「ううん、違うよ。私がゆーくんを信じきれなかったのが悪いんだよ。ゆーくんは悪くないよ」


「いやでも――――」


「でもじゃない、私が悪いの。もしそれでもゆーくんが自分を責めるなら私のお願いを1つ聞いてくれない?」


「・・・・・うん、分かった。それで?何をすれば良いんだ?なんでもいいぞ。」


フォルテはちゃんと俺の気持ちも汲んでくれる。やっぱりフォルテは優しい。そんな最高で自慢の彼女を心配させてしまった。これは俺のけじめとしてなんでも聞きたい。どんなお願いがくるのか


「あのね、今日は大学の講義を休んで一緒に家でイチャイチャしよう?お願い」


ああ、なんだそんなことか、そんなの拒否する理由なんてどこにもない


「ああもちろんだよ。講義のノートは後で友達に見せて貰おう。」


「ふふ、ありがとう大好きだよゆーくん!」


「!?」


そう言ってフォルテはハグしてきた。ぐっ!かわいい!なんだこの愛くるしい生き物は!そんな好きとか面と向かってでいわれたら惚れてまうやろーー!!もう手遅れだけど、、、


この時俺は知らなかった。あいつの行動が運命の歯車を加速させていることに、、、


雑談

すみません昨日投稿できなくて。

しかし昨日は英語のテスト7割いきました!!やった~♪70ジャストだぁ。さて!今回の話から読みやすいように空行付けてみたんですけれども。次話からこうしていくつもりです。改善点があったらコメントで教えてください!












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