第14話 コハクの計画
私には2年間温めてきた計画がある。その計画は今のところ順調に進んでいる。計画が最終段階まで到達出来れば、雄大とフォルテは破局するはず。そして傷心の雄大に私が近づいて心の傷を和らげればゆーくんは私と付き合ってくれるはずよ!
まずは計画の第1段階として、ゆーくんorフォルテの浮気を疑うような所を写真に納め、もう一方に送りつける。その浮気疑惑を写真に納めるためのゆーくんにつけたGPS、ならばこその盗聴器である
しかしGPSと盗聴器にも問題がある。私はゆーくんの着ていたコートに付けたので、外出する際コートを着なければ盗聴出来ないし、意味も分からないしかし今日はどうやらコートを着ているそうで盗聴できて、位置もわかるなので
今日私はその計画を進ませている
実は昨日ゆーくんのことを盗聴していたらこんな会話が流れてきた
「なぁ夏姫、週末にいつもして貰っているお礼に遠出しないか?」
そう。妹と出かけるという旨の内容だった。だけど私は知ってるよ
たかだか妹と出かけるだけだったら何も違和感ないわしかしゆーくんはまだフォルテに妹がいることを話していない。ということは
ゆーくんが妹と出かけている写真をフォルテに送りつければあいつが勝手に暴走してくれるかもしれない。ふふ、せいぜい私の手の平で踊ってなさいフォルテ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます