第13話 おでかけ
自宅から電車を乗り継いで約1時間。俺・・・・高松雄大とその妹、
高松夏姫は今都内某所にある
大型ショッピングモールにいる
「わっ!見てお兄ちゃん!すごい大きい!」
「おー!そうだな沢山の種類のお店がありそうだな!」
「早く中に入ろうよ」
「おう、そうだな」
俺と夏姫は期待を胸に、ショッピングモールに入った。すると
「「っおお!」」
2人して声をあげた
さすがはと言った所か、入り口付近の掲示板にはモール内店舗数350以上!なんていう大層なポスターが貼ってあった。
「まずはどこの店に行きたい?」
「う~ん最初はこの店かな!」
そう言って夏姫が最初に選択した場所はと言うと、
「え?ここ?」
「うんそうだよ」
驚くのも無理はない
何故なら夏姫が選択した店の雰囲気がとてもおどろおどろしいオーラを纏っていた。しかし店の看板には、(crazy.place)と。
いやいや直訳で(狂った土地)
そんな店がどんな分類なのか少し気になった。どうやら分類は雑貨屋らしいが置いてある商品がただものじゃない。どんな物かって?
「テーザー銃にグローブ、果てには盾?」
なんかここで乱闘大会でもするのか疑わしいくらい物騒な物だらけである。そんな俺が思考を巡らせている中、夏姫が取り出した物は
「見て見て!これ欲しい!
発信機とその受信機セット!
発信機に付いてるボタンを押すと受信機に位置を伝えてくれる
GPSみたいなものだよ!」
「それを買って何に使うんだ?」
「お兄ちゃんを保護するため
だよ!」
「戻して来なさい」
「なんで!いいじゃん買ってよ~」
「ダメ!」
「お願い!」
「ダメ!」
「お兄ちゃんの性癖バラすよ!」
「よし買おう!」
なんて、くだらないコントをしつつも、その後色々な店を回った。
他の店も頭のネジ外れているのではないかと疑うほどヤバい店しかなかった。どうなっているんだ
このショッピングモール。
ちなみに俺のお腹フェチという秘密は守られた。
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