第3話 コハクの心境

高2の夏、私が愛してやまない彼に告白を断られた。

私は他の人より容姿が優れている自信がある。それは決して思い上がりなのではなく、自他共に認めている。生徒会選挙にペアで出馬という口実に彼との絆を作っていった。満を持しての告白で断られる事なんて無いと思っていた。しかし結果は予想とは180度違うNOの返答その瞬間目の前の景色が白黒になった私は今にも消え入りそうな声で言った

「な・・・・んで?」

彼は言った恋人がいると。彼の口からその名前を聞きたく無かった私は自宅に逃げ帰った。自室で目が真っ赤に腫れあがるほど泣いた

それから1週間ほど体調不良という理由で学校を休んだ。そして私はある事を疑問に持つようになる

。彼をたぶらかし私から彼を奪ったあばずれは誰?私は次の週から学校にいき彼を騙している女は誰なのか1ヶ月間ほぼ不眠で探し続けた。すると―――――――

「見つけた」

彼を騙している女の顔を拝めてやる!そう思い目を通すとそこには

「うそよ、そんな・・・有り得ない」

私の姉だった。私は怒り狂いその日から姉と会話をしなくなった。あの女は私から彼を奪って一人幸せそうに日々を過ごしていたんだ

その日から私は彼を取り戻す方法を模索した。そして今大学1年生遂に計画が整った!念のため下見のために彼の家の前に行くと

「ゆーくんの愛しい彼女だよ❤」

っつ!あの女ゆーくんに!私のゆーくんに抱きつきやがった!あの女を始末し、ゆーくんを取り返す私は再度決心した。

「うふふふふ、待っていてねすぐにその女から解放してあげるからね。うふ、うふふふふ」

不気味な笑い声は朝の住宅街に溶けていった。

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