第10話 (仮)駅員の日常2
(仮)駅員生活2日目。
俺はちゃんと駅長(柴犬)に言われた。指示された時間ぴったりに起きて、駅舎へと移動。今日は駅長(柴犬)がもう待機していた。1日目と同じミスはしていない。
「おはようございます」
「うん。今日はちょうどいい時間だ。そして若造、もちろん運動はしたな?」
「——えっ?運動?」
運動とはなんだ?そんなこと聞いたか?ってか駅員の仕事で運動ってなんだ?俺がそんなことを思っていると、駅長(柴犬)キレた。
「なに!?朝起きたら運動が基本だろうが!。身体を起こしてこい!今日は何も教えん!とっとと運動して転がっとれ!役立たず!」
「……」
とりあえず先にまとめておこう。2日目も理不尽だった。俺の扱いマジでなんだよ。異世界来てもなのか?ってか、みんな朝起きて運動して――ってことしてるのが普通なのか?ってか俺――遊ばれてないか?
その後の俺は、カピバラさんとペンギンさんとともに線路点検の散歩に出ましたとさ。のんびり歩くだけ。とっても気持ちよかった。そうそうカピバラさんは途中で寝ていました。超平和なお仕事。
あっ、そうそう「今日はすることがないので」と、そんなことを言いながら汐ノ宮さんもすぐに付いてきたか。まああの様子だと。俺たち1人と2匹が駅舎を離れたので――逃げてきたと言ったら正解だろうか?まあ特に詮索はしなかったが。
ってことで2日目。また出勤そうそうキレられたので、今日は2人と2匹でのんびり過ごしましたとさ。
からの途中で駅長(柴犬)が汐ノ宮さんにちょっかいをかけにやって来たため、カピバラさんとペンギンさんとともに駅長(柴犬)を追いかけまわしたのだった。カピバラさん曰く。
「駅長が勝手に駅を空けるんじゃねー!」
だそうだ。まあ結局そこそこいい運動はしたな。ってか、動物3匹に勝てん。いや、ペンギンさんなんか滑ってたし。あれ魔法でしょ。魔法。めっちゃ速かったよ。まあいろいろ異世界だからで片付けたがな。
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