第29話 本願寺焼き討ち
イケイケ一揆衆をこちらに向かわせ、海岸から攻めるオウナガ勢に背後を取らせ、連射で撃ち滅ぼす作戦は、モウリ鉄砲隊が本願寺を包囲し、後方800メートルの位置から本願寺に『火星』を撃ち込み炎上させる。
今回の『火星』は100本しか準備出来て居ない。
炎上して、右往左往するクソ坊主どもに、サヨ遊撃隊が300発の『雷』を撃ち込む事で、騒ぎを大きくしイケイケ一揆衆、イセのイケイケ宗クソ坊主等を、本願寺防衛に呼び寄せる。
飛んで火に入るイケイケ一揆衆は、モウリ鉄砲隊が迎え撃つ。
海岸からのオウナガ軍とで、挟み撃ちで壊滅させる。
一人たりとも撃ち漏らす事の無い、徹底的殺戮を目指す。
海上から攻めたオウナガ、トクガ連合軍はイセ▪イケイケ宗クソ坊主共を攻め立て、本願寺に向かった。
『鉄砲』の散弾射撃に次々とイケイケ一揆衆は鎮圧され完全壊滅させて進む。
【南無阿弥陀仏】を念じると、死して極楽往生出来ると教えられた、狂信者共は死を恐れず向かって来る。
皆殺しするしか、解決の術が無かった。
情報ネットワークが優れたイケイケ宗達、本願寺からも多くが、カガに逃げ延びたようだ。
オウナガと合流する前に、一応壊滅戦は終了した。
暫し休息後、オウナガ勢はカガ攻めを決行するとの事、モウリ鉄砲隊の残弾1万発を、オウナガ鉄砲隊に無料援助して、俺達モウリ勢は帰路に着いた。
「これで当分、国内の開発が出来る、皆!ご苦労であった!!」
モウリ城では、モウリ砦のアケミツが迎えてくれた。
「大殿、勝ち戦おめでとうございます」
「お前が留守番で助かる、モウリ砦は大丈夫か?」
「問題有りません!」
城主の間で寛ぐ俺に、笑顔でアケミツが言った。
「留守の守りご苦労であっ……」
アケミツが近付き、気付くとアケミツの短刀が、俺の胸に突き立っていた。
サルが瞬間アケミツを取り押さえていた。
抜けた所は在るが有事に動物的感で動くサルだった。
「延暦寺に続き、本願寺まで焼き滅ぼした魔神め!!」
取り押さえられたアケミツが、ボソボソ呟いていた。
「誰か!!殿が刺された!!アケミツの謀叛だ!!!」
ナオが叫んでる。
「俺は……死ぬのか…」
皆は鎧もそのままで、駆け付けて来た。
「皆、聞いて…くれ…俺に…後は、異母妹のサヨを……」
全て言えず、俺は訳が分からず……意識を手放した。
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