第27話 モウリ鉄砲隊
領地内全ての鍛冶屋に、鉄砲の部品発注していて、各単品では何やら不明な道具、機密漏洩防止を謀っている。
部品は続々入荷して来る、組み立ては、全て弟子達の手で行われる、組み立て不可な不良部品は、製産元の鍛冶屋に返却、不良の割合で支給金額の割引を行った。
金に関する罰則は、品質向上に大居に役立ち、不良品は確実に減少していった。
城内に新に巨大な武器蔵を建設した。
職人以外にも、誰にでも出来る軽作業の力仕事など、日当仕事を増やし領民に大金をばら蒔いた。
魔人の
巨大な武器蔵は『流星』用が二棟、『雷神』用が三棟、『火星』用が一棟、『鉄砲』用が六棟の計十二棟が建築された。
鉄砲用だけ、蔵が異常に多いのは、鉄砲の種類が増えたからだ。
手軽な装備の『短筒散弾鉄砲』だけで無く、『長筒散弾鉄砲』(銃身100㎝)『小型爆裂玉』、各種『薬筒』「短筒用散弾」「短筒用単弾」「長筒用散弾」「長筒用単弾」(単弾には螺旋が刻まれ、回転推進する、射程距離と命中度を上げた物)、それに最新兵器『
1.5㍍は長距離を安定した飛行の為で、逆転発想短距離の500㍍程度の距離ならば、かなり小型に出来る、小型軽量ならば、推進火薬を大幅減量出来、こけ嚇し程度の威力ならば、圧倒的軽量小型化そして取扱いの簡素化が可能になった。
この考えは、高威力長距離射程を試行錯誤する、コブ達にナオが投げ掛けた疑問「軽くて短くて、取扱いが簡単な物、何故考えないの?」から、簡単に出来上がった物だ。
誰でも撃てる『火筒』発明のナオならではの意見、折角誰でも撃てる『鉄砲』を有効射程距離を伸ばす為とは言え、屈強な身体の射撃主が必要な『長筒散弾鉄砲』に改造したコブを不思議に思い言った事が発端だった。
30㎝の雷は20㎝の発射管で充分だ、個人で50発入り袋を担ぎ移動は容易い。
『流星』などの、発射熟練士はコブ達以外、機密保持の為殆ど居ない。
サヨとシンスケ、サスケは、貴重な発射熟練士である。
発射経験、発射熟練だけで言えば、コブ達より巧みな存在とも言える。
『雷』は、サヨ達遊撃小隊の標準装備になった。
『鉄砲』は改善され、
この改造で、銃把を握った右手を左手で抑え、発射反動を両手で抑える事で、銃身が跳ね上がる事が無く、命中精度が更に上がった。
「右足を一歩引き、鉄砲は身体の中心で構える!」
1000人に増えた、モウリ鉄砲隊。
鉄砲隊隊長のコウガ▪テツが、新兵に射撃指導の声が響いて居た。
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