第11話
空里は、好きな水泳を活かして、可愛い人魚の小学生のために水泳を教えている。
もともと、人魚として生まれてきてると思っている。
もしかしたら、空里は最初から人魚だったのかも。
ボクは、人魚の生徒に美術を教えたり、人魚の服やアクセサリーを作ったりしている。
ボクも、だんだん、自分も、もともと人魚として生まれてきたんだと思うようになってきている。
もうちょっとしたら、ボクは最初から人魚なんだと、当たり前のように思うようになりそうだ。
だから、そうなった時のボクは、ボクの書いた、この文章を読んだとしても、人魚になる前の話は、想像で書いてるんだろうなあ~って思うんだろう。
ボクも、人魚であることで、良くなってきた。
自分は人魚なんだと。
あれっ?これを書いていても、だんだん、ボクは、自分はもともと人魚のような気になってきた。
人魚なボク、自分でめっちゃ好き。
まわりの人魚のみんなのことも、めっちゃ好き。
ちっちゃな可愛い小学生の人魚たちのことも、みんな好き。
人魚に生まれて、本当に良かったって思う。
これからも、人魚の子どもたちに、美術とか教えながら、人魚のお姉さんたちの服やアクセサリーも作っていきたい。
いつも、海にカッコよく飛び込んで、どや顔を見せる空里も好き。
めっちゃ人魚らしく、いつも、きれいにカッコよく泳いでる。
ちっちゃい頃は、めっちゃきれいな瀬戸内の海で水泳を習ってた。
ボクも、自分の生まれ育った人魚の街、大好き。
ちっちゃい頃に、人魚の合唱団で歌ってた時のことも想い出す。
人魚のみんなの、きれいな声を今も想い出す。
ボクは、海の幻想的な風景画を描くのも大好き。
好きな人魚の世界を、これからも大切にしていきたいなあ~って思っている。
大阪では、もうすぐ万博もある。
世界中の海から、大阪の海へと、人魚たちも訪れるのだろう。
大阪は水の都でもあるから、海と海とで、世界中の人魚たちは、みな、つながっている。
ボクは美術も好きなので、新しい令和時代の、万博の記念ともなる、アートなモニュメントも出来ると良いなあ。
ボクの、人魚としてのお仕事も、まだまだこれからだあ。
令和の、女子みたいな体の、あやめっちは人魚 ヤッキムン @yakkimn
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