第9話

サンフランシスコで、パパ方のおばあちゃまとおじいちゃまはアクセサリー店をやっていた。

空里といっしょにサンフランシスコに行ってみた。

ゴールデンゲートブリッジの近くに、お店はあった。

お店には、壁や天井まで、ところ狭しと、いろんなアクセサリー飾ってある。

ボクは高校の美術部で、アクセサリーも作っていたから、それをおばあちゃまに見せた。

「可愛いオリジナリティある良きアクセサリーだね」

って言って、お店にも飾ってくれた。

「お店も、よりいっそう輝くわ」

って気に入ってくれた。

これから、ボクは、最新のアクセサリーを作ったら、お店に飾ってもらうことになった。


空里とサンフランシスコの海で泳いだ。

ボクは背泳ぎだけは得意なので、空里に背泳ぎ対決を挑んだ。

「背泳ぎで、あっちの陸まで競争しよう」

「いいよ。よ~い、ドンッ」

同時に着いた。2人いっしょに、どや顔になった。


LAのディズニーランドにも遊びに行った。

海から、海のアトラクションへと行けた。


大阪に戻ったら、美術部の先輩2人は、沖縄で、人魚のミュージカル劇場をオープンさせていた。

世界中から、人魚のミュージカルを観に、集まってきている。

愛ちゃんは、沖縄の芸術大学に合格した。と同時に、ミュージカルの美術も担当することになった。


空里も、ときどき沖縄に行って、ミュージカルの水泳指導の仕事も、やり始めている。

ボクも、沖縄に行って、絵を描いたり、人魚のみんなに合唱を教えたりし始めた。


ママ方のおばあちゃまとおじいちゃまはパリで、美術館のお仕事をしている。

愛ちゃんといっしょに、パリに行って、セーヌ川を泳いで美術館巡りをした。

ボクも愛ちゃんも『ヴィーナス誕生』の絵、大好き。

海の上で寝ていたり、海の上に立っているヴィーナスに憧れてる。

「あんな、きれいで可愛いヴィーナスになりたいね~」

って2人で話してる。

おばあちゃまはパリで、洋服屋さんもやっている。ボクは、自分で作ってた服を持ってきてて、おばあちゃまに見せたら、めっちゃ気に入ってくれた。これからボクの新作をお店に置いてもらえることになった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る