第3話
中3になった時、大阪の中学に転校になった。
大阪の中学でも、美術部に入った。
絵を描くの好きだったから、中学の美術の先生に、めっちゃ気に入られてしまった。
いつも、授業中に、ボクの描いてる絵を嬉しそうに見てくれてる。
ロンドンで生まれて、パリと愛媛と沖縄で育って、独特な感性の絵だと思って見てくれてるのを感じた。
大阪の家では、霊の存在を感じる。
家全体を守ってくれてる霊のほかにも、各部屋に、その部屋の霊の存在してるのを感じている。
ボクの部屋にも、最初に入った時から、感じていた。
夜、宿題も終わって、寝てたら、優しく抱きしめられて、愛撫されてるような感じしてきた。顔にもキスされてるように思える。
毎晩、寝てると、現れてくる。
だんだん、なんとなく、女の子の霊のように思えてきた。
ボクの体は、ちっちゃい頃から、もともと女の子みたいな体だったのに、毎晩、霊の女の子に抱かれて愛撫されているうちに、ますます女の子みたいな柔らかくて曲線的な可愛い体になっていった。
顔も、毎晩キスされてるうちに、女の子みたいな可愛い顔になってきてるのを感じた。
なんとなく、芸術家の女の子のような気する。
いつも、ボクに
「芸術に高い意識を持つように」
って説いている感じだ。
弟子に説いてくれてるみたいに。
霊の女の子は、ボクの芸術的な師匠みたいだ。
修学旅行で岐阜・長野方面に行った。
善光寺に着いて、1人でブラブラ歩いていた。
可愛い彼女と2人でラブラブで歩きたいなあ~って思った。
そしたら、前から歩いてきていた、女子高生のお姉さん2人に
「写真を撮ってくれませんか?」
って頼まれて
「いいですよ」
って言って、善光寺の木々の緑をバックにして、撮ってあげた。
「ありがとう」
って喜んでくれた。
「記念に3人でも撮ろう!お名前は?」
「あやめです」
「きゃあああ、あやめちゃん。可愛い名前」
って言ってくれて、ボクも入って3人で記念写真を撮った。
「バイバイ~」
って女子高生のお姉さん2人は優しく笑いながら歩いていった。
「可愛い女子中学生だね~」
っていう2人の会話、聞こえてきた。
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