第2話
ボクは、ちっちゃい頃から、女の子みたいな体で、まわりのみんなからも、女の子だと思われていた。
ロンドンで生まれた頃も、パリに住んでた頃も。
松山の小学生の頃もそうだし、沖縄に来てからも。
家に遊びに来た小学校の空里の友達も、ボクのことをお姉ちゃんだと思っていたから
「やっぱり沖縄に来ても、あやめっちのこと、みんな、お姉ちゃんだと思ってるのか...」
って感じで
「お姉ちゃんの、あやめっち」
って友達にも紹介している。
沖縄の海に、空里といっしょに泳ぎに行っても、まわりからは、女の子2人で泳いでるって見えてると思う。
ボクも、女の子の水着で泳いでるし。
日曜日の朝、目覚めたボクは、自分の部屋を出て、廊下を歩いて、リビングに向かってた。途中にあるママとパパの部屋のドア開いてたから、何気なくチラッと見てみた。そしたら、ママのおっぱいをパパは、めっちゃ嬉しそうに、なめまわしていた。パパはボクに見られてることを気付いてなかったみたいだけど、ママはボクに気付いた。なんだか、めっちゃ感じてるような、えっちな顔をボクに向けて、優しく笑っていた。
リビングで空里といっしょに絵を描いていた。
ママとパパも、2人仲良く抱き合いながら、リビングにやって来た。チュッチュッと2人でキスしている。
ボクと空里の描いてる絵を見て
「何、描いてるの~?」
って言ってきた。
「栗の妖精のクリランっていうキャラクターだよ~」
って空里は、嬉しそうに答えていた。
「くりちゃん?くりちゃん描いてるの?」
ってママとパパは、2人でめっちゃテンション上がってた。
「くりちゃん、くりちゃん」
ってパパは何度も言っていて、ママは赤くなって照れていた。
夜は、ママのくりちゃんで、2人で遊んでたんだなって思った。
中2のボクは、ママのくりちゃんって、どんなのかは、よくわからなかったけども。
ただ、なんとなく、ママは、パパに、おっぱいといっしょに、くりちゃんも、なめまわされてるのかなあ~って思った。
中2で、よく知らなかったけども。
なんとなく。
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