7話まで
引き続き7話も見ましたが……。
8話で一応のエンドですよね? なんか尻切れとんぼで終わりそうな予感がします。
前回、あまりにも平然と火山灰に巻き込まれていたガラ様ですが、へっちゃらなのかと思いきや、やはり、不死身ではなかったんですよね。(笑)
ちょっとあの演出は……危機的状況に身動きができないだけだった? と、がっかりさせられてしまいました。
馬のシーンやら、木の根の辺りに隠れて敵にクンクンされるシーンやら、映画オマージュがまたもやてんこ盛りでした。
でも、そういうのは1話の中で1、2シーンあれば十分なんじゃないですか? と、ちょっと飽きがきています。
多分、シーズン5までやったとしたら、映画のシーン全部どこかで借用しても足りなくなっちゃうよ。
そして、今回はあまり綺麗なシーンがなかったので、見ていて楽しくなかったですね。
ハーフットたちのシーンになると、ちょっとホッとしました。
で、悪役たちがとてもビジュアルいいので、やらかすこともなんか美しく悪なので、嬉しくなってしまいます。
最終回次第ですけれど……かなり話に入れていないので、シーズン1を見たら、もう続きを見ないかもしれません。
今回、アロンディルとガラ様というエルフが一緒に出てくる形になりましたが、やはり、ものすごく違和感がありました。この二人を同族とするには無理がありすぎる、と感じたのです。むしろ、人間のブロンウィンの方がガラ様と同族に見えてしまう。
その戸惑いを差別というのでしょうかね?
とにかく今回のドラマは、エルフが全くエルフらしくないところが、今ひとつで、その要因の一つは、やはりポリコレ配慮があったんじゃないかな? と思います。
ポリコレ云々言われていましたが、確かに後半はあまり気にならなくなりました。
それはですね、おそらく、創作側に映画や原作に対する愛はあるな、と感じたからだと思います。
そして、ポリコレ配慮の最大の問題点は、文化大革命のような過去作品の焚書如きやり方だな、と感じました。
つまり、今時、そんな考え方は許さん、あり得ない、だから、過去作品を作り直して新たな形にする=過去作品の批判になるわけです。
多くの人に愛されたキャラをあえて変更し否定しようとしているから、多くの人が受け入れられなくなるのではないでしょうか?
やはり、見るのなら、レゴラスのようなエルフらしいエルフを見たかった、それもたくさん。
確かに、そのエルフ像は映画によって作られたものではあるけれど、そのエルフ像を誰にも破壊されたくはないものです。映画が大好きだから。
指輪物語は古い作品なので、今では???な設定も確かにあります。
西が善で東が悪、有色人種は悪人設定、など、よく指摘されてきました。執政は何代重ねても王にはなれないという設定も、現代風ではないかも知れません。
でも、実は指輪物語は「小さきものが世界を救う」物語であり、女性であるエオウィンがアングマールの魔王を倒すという英雄は姿形に囚われない、という話でもあります。そして、ゴラムのような悪に陥る存在にすら「情け」をかける。
多分、下手なポリコレ配慮映画よりもずっと心を打つと思うんだけれどね。
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