3話まで

 見た……。

 ううううーん。。。


 ヌーメノールを目にすることができて嬉しいけれど、次の展開を楽しみに待つほど、ストーリーに引き込まれない。これはかなりダメージです。

 美しい映像以外、楽しみがないんだよなぁ、まだ導入部だろうから、今後だろうけれど。

 まぁ、そもそも指輪物語も最初の設定部分の解説は飛ばして読め、って言われるほど、入りにくい展開ではあったし。


 ただ、これシーズン5まで作ると言っているらしいけれど、新規のファンを捕まえるのが厳しい内容、ポリコレ問題で多くのファンのお怒りを買っている、それを思えば、途中で打ち切りもあるんじゃなかろうか?


 ****


 ここからが少しネタバレ。


 若かりしガラドリエルが女戦士であることも「?」という評判だそう。

 映画でのアルウェンのキャラ変批判で、その後を軌道修正しなければならなかった、という前例があります。

 正直、私も闘う女はエオウィンだろ? と思っていたし、エオウィンが指輪物語の中で一番好きなキャラでもあったので、お株を取られたような複雑な気持ちでした。

 エオウィンが闘うことを許されず、アルウェンが戦いに参加するってのは、エオウィンの存在意味がかなり削がれてしまう、とも思っていたんですよね。

 だから、闘うアルウェンをどう描くつもりだったのかも見たく思わなくもないですが、映画の軌道修正は良かったと思うし、正直ホッとしました。


 私は、少し血の気の多いガラドリエルもありかな? と、思います。

 まだ若かりし頃……と思えば、エルフも変わってくるでしょうしね。

 ただ、流石に今回のガラ様は、これ単なるワガママ女で自分の立場を考えていないだろ? という、若いとはいえ、すでに長く生きているエルフの態度じゃないよな? というところ、鼻につきました。

 ここまで来ると、1、2話ではサウロンへの危機から部下へも見捨てられるほどの強引さも、まだ彼女の魅力に出来そうだ、と大目に見れるところがあったんですけれど、それも、悪い方へ傾いてしまう、要するに、そもそもが単にわがままで自分勝手で人の上に立つ器じゃないな、と思えてくるのです。

 馬と聞いて目を輝かせて走るところ、馬大好きの私にはサービスショットみたいな喜びなんですが、それすらも、子供じゃあるまいし、馬に乗るだけで機嫌が良くなるのか? みたいな反発もありました。


 若さゆえ……というには、もう許されないんじゃ?

 この演出は。


 ガラドリエル役の女優さんについては、映画のガラドリエルをそのまま若くしたような、おそらくメイクや作り方を考えているんだろう、と思われ、悪い印象はありません。

 でも、エルロンドは、もうちょっと似た人を探して欲しかったかも?



 アロンディルのお話は、今回は面白かったと思います。

 彼一人が捕まったのかと思いきや、南方の警備にあたっていてその地を去る予定だった仲間も皆、捕まっていた、という意外性。

 あなた方、警備していたにしては弱すぎやしないか? というツッコミは置いておいて。

 美しいはずのエルフたちが奴隷として働かされている様子は、映画の中のサルマンの言葉「オークは昔、エルフだった。しかし、囚われ、引き裂かれ、醜い姿に……」という話を思い出し、不安感が増しました。

 逃げ出す計画を立て、一人でも逃げられれば……と言って協力しあったのに、結局、失敗してしまう、最後の矢羽で仲間が死ぬシーンは印象的でした。(ボロミアを思い出すね)

 ただ、やはり、ここで仲間との絆を表現するならば、彼だけ異質な姿であることは違和感しかない。一人だけユニフォームが違う、なんだか赤穂浪士に外国人役者が入っている感じなんだよな。

 サウロンとご対面して、やはり、オーク化????

 まさかね。(笑)


 ****


 しかしそれにしても……。

 多分、風呂敷広げすぎているんだろうなぁ、話についていけない。

 どこかをメインにして、そこから枝を広げていけば良かったのに。

 どこもかしこも同時進行にするには、まだ、そこまでキャラに思い入れもストーリーに没入感もないんだよ。

 いよいよ次回でサウロンが? という期待感も、ちょっと弱くなっている。

 しかも、なんだか影だけ見ると、他の登場人物とあまり変わらない姿で出てきそうで、美形が期待できないような???

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