第24話 偽物の可能性と消えた人達
孔明「もしもの話だが例えば君たちの友人や家族の誰かが亡くなったとするよ?」
柊「はい·····」
隼「うん·····」
孔明「例えば全く別の霊が亡くなったその友人や亡くなった家族になりすまして君たちに会いに来たとする」
悠斗「はい··········」
孔明「そしてその友人や家族になりすました霊が君たちに寂しい.........とか悲しい.........とか一緒に来て.........とか言うとする」
隼「うん.........」
柊「.........はい」
孔明「それで、聞いた側が亡くなった家族や亡くなった友人だと思いこみその言われた言葉にこっちが言葉を返すとそのまま引き込まれてあの世に連れていかれたり、言葉1つ返すだけで呪われてしまったりするんだ」
柊「う、うそだろ............そんなことがあるのかよ............」
隼「まじかよ............」
孔明「ちなみにタチの悪い霊がしてくることが他にもあるんだ」
悠斗「た、例えば?」
孔明「タチの悪い例の中には死んでいなくてもなりすます時がある奴もいるんだよ」
悠斗「そ、それって一体どういうことですか?」
柊「そうだよ、どういうことだよ」
蓮「俺にはわかんない............」
孔明「つまり、タチの悪い霊が生きている人間になりすましてなりすました人の親友や家族をあの世に引きずり込んだり、呪ったりするってことさ」
隼「なるほど...............」
玲「ち、ちなみに他にはあるんですか?」
孔明「他かい?」
玲「はい、他にもあるのかなって............」
孔明「うーん、他にもあるけど聞くかい?」
蓮「聞きます!!」
孔明「ただなりすますってよりも取り憑いてからなりすますって言葉の方が正しい場合もあるんだよ」
悠斗「ただなりすます............じゃなくて、取り憑いてなりすます...............」
孔明「あぁ、霊が霊に取り憑く場合や生きた人に取り憑く奴もいるんだ。えっと例えばさっき説明したのはなりすましは本人では無いんだ、霊に成り済ます場合も生きた人になりすます場合も本人は別にいる。だから霊感の強いひとは本物の霊が見えたりするから、なりすました霊が目の前に現れた場合でも目の前のそれは違うってわかる場合が多いんだよ」
悠斗「なるほど............」
蓮「わかりやすい.........」
隼「.........だな」
孔明「だけど、取り憑いてなりすます場合は言葉の通りその人に取り憑いてその人の振りをするから霊感が強くてもわかりずらいんだ、そしてそれが霊に霊が取り憑く場合は尚更分からない」
玲「まじかよ............」
柊「そんなことも出来るんかよ............」
悠斗「.........て、てことは莉奈が莉奈じゃない可能性や莉奈が取り憑かれてる可能性があるってことですか!?」
孔明「まぁね、その可能性もあるってことさ............でもさっきも言った通り霊感があっても分かりずらいから確信は持てないけどね............でも確かなのはタチの悪い霊は人の会いたいって気持ちや霊の会いたいって気持ちを悪い形で利用することがあるんだよ」
悠斗「そ、そうなんですか............」
柳先生「............あ」
夜神「どうしたんだい?柳先生」
柳先生「い、いえ、ただわかる可能性があること思い出して............」
夜神「ま、まさか校長先生かい?」
柳先生「はい............」
孔明さんの話を聞いたあと、辰馬さんがとあることに気がつきそれをみんなに伝えたのだった。
辰馬「あの、すいません、話の途中少しいいですか?」
孔明「どうしたんだね?」
辰馬「話してる途中だったから言いずらかったんですけど.........さっきの莉奈さん?の霊がいなくなってるかもしれなくて............スマホも気がついたら切れてたから............」
悠斗「あ.........ほ、ほんとだ............」
辰馬さんにそう言われ俺がスマホを確認したら辰馬さんの言う通りいつの間にかスマホの通話が切れていたのだった。
孔明「今のうちだ移動するぞ」
孔明さんがそう言った直後康大さんが急に叫んだのだった。
康大「親父!!おい!!どこだよ!!」
辰馬「どうしたんですか!?康大さん!!」
康大「お、親父がいねぇんだよ!!」
孔明「.........なぜ、一体どこに.........」
そう、気がついたら康二さんがいなくなっていたのだった。
⋯⋯⋯だが、起きていたことはそれだけではなかったのだ。
柳先生「あれ.........久我先生!小峠先生!」
夜神「どうしたんです?柳先生............まさか............」
柳先生「はい.........居ないんです.........久我先生と小峠先生が.........」
……………………………………………………
……続く
……………………………………………………
本日も見てくれてありがとう!この作品は初めての本気作品を作ってみたのと、初めての限定作品で初めてがふたつも重なっている僕にとっての特別な作品です!
第24話もすごく大変でした!!今回も少し時間かかってしまい遅れて投稿してしまいすいません!!でももう一度これで遅れを取り戻していきたいです!!最近遅れ気味ですいません!!これからもどんどん投稿するので応援よろしくお願いします!!めちゃくちゃ本気で書いてるので、フォローやいいね応援をして欲しいです!今後もどんどん書いていきたいです!
第25話を楽しみにしててください!
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