このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(360文字)
物語の始まりは、仕事が出社からテレワークになったこと。出会った隣人が作りすぎたご飯をお裾分けしてくれたこと……。いつもの日常が徐々に徐々に狂いだし……気付けば一気に狂気の世界へと引きずり込まれます。誰にでもありえるシチュエーションがよりリアルで、まるで自分に降り掛かった災難のように感じます。そして、結末に向けて恐怖が加速、更にラストにどんでん返しが待っています。この恐怖、ぜひ読んで体感して下さい!
訪問者に怪しい感じはしなかった。親切を受けただけだと思っていた。そこから―― 自分は普通に生活しているから怪異に巻きこまれることはない、これからも安全圏にいる……と油断してはいけません。怪異は意外なところに居ます。