君とのLINE
「君にLINEを送れ」
緊急ミッション発動だ
何度も打ち直す文面
添削してもしきれない
あーもう こんなの
テストの方がまだマシだ
いたって冷静な文字列
スマホ越しだから隠せる
熱を帯びてるのは
デバイスじゃなくて僕の顔
勇気を出して
覚悟を決めて
送信ボタンを押した
ああ どうしよう
送っちゃった
早く既読つかないかな
どんな返事来るのかな
落ち着かない数分間
あたふたしてたら
既読がついた
もう逃げられない
しばらくして
返事が来た
とっさに言葉を投げたら
優しく投げ返してきた
話もなんとかひと段落
これでミッションコンプリート
そしたら
「ありがとう」って言われて
添えられてた顔文字で
軽く意識が飛びかけた
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