カラオケ

久々のカラオケ

うきうき


最初は何歌おうかな

いっつも困った挙句

いっつもおんなじ曲を歌う


僕が歌う

ちょっとカッコつけて

意外と上手くいった


君が歌う

かっこいい歌声

やっぱりいいなあ


いつもは選ばない

マイナーな曲でも

君は知ってる

気兼ねなく歌っちゃう

調子乗って高い曲も

声が枯れそうだ


でも

声が枯れても

声が出なくなっても

別にいいと思えた


君の声が聴けるなら

君の歌が聴けるなら

別にいいと思えた


もうちょっと居たいな けど

思いとレパートリーは反比例

熱があっても選択肢がなきゃ

ただ苦しいだけだろう


ああ もう時間か

仕方ない

延長を延長しよう

またいつかのために

そうして僕らは

マイクを置いた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る