第3話
キーンコーンカーンコーン
ドタドタドタ・・・
「はるちゃーん」
静かな教室に西村彩菜と久保田美優の声が響く。彩菜たちは私立文系クラスでたまに休憩時間になると会いに来る。「あやちゃんたち、どうしたの?」「きてきて。」「あ、あやちゃんネイルしてるーかわいー・・」「でしょ。」白いネイルは目立っていてすぐに先生にバレそうだ。堂々とネイルをしてくるあやちゃんはカッコイイ。
「みてこれ。」彩菜たちに連れ出された晴香の目の前には一冊の雑誌が。「なにこれ?」「eggだよー。ギャル雑誌。」「まつ毛すごくね?」つけまつげふさふさで髪もモリモリなガングロギャルたち。ニットのセットアップにへそ出しした女の子。横には「秋メイク!うるぷるリップ♡」とかいてある。「おもしろーい」「あ、そういえば。あやちゃんって東京の大学行くんだっけ。」「なに笑急に!」「いや、、良いなーって思って!」「そう?ホントは美容系のとこ行きたかったけどねー。色々難しくてさっ。」あやちゃんこと西村彩菜は東京の私立大学を受験するのだった。「みゆちゃんは志望校横浜だっけ。」「そうだよー!」
またあとでねー!」「じゃーねー!」2人のことが好きだ。だけど、2人のことを羨ましいと思ってしまう。
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