第15話 決闘 (表)

次の日、私は学長室に呼ばれた


「ミリス先生、今回は国王の命令で処罰を免れましたが、次は無いと思って下さい」


学長から言われたが、私は納得がいかない


「ケンゴを野良犬と言ったことを許しません」


学長が困りながら話す


「もしこれ以上問題を起こすようなことあれば、国外追放となり、ケンゴくんと一緒に暮らせなくなりますよ?」


それは困る


私は、渋々返答をする


「・・・分かりました」


私は学長室から出て職員室に向かう途中で、最初に案内をしてくれた教師がいた


「ミリス、お前は昔と変わらず暴走をする女だ」


昔に合った事があるらしいが思い出せない


「貴方と昔に合った事ありますか?」そっけない返答をする


「あれだけの事をして、何も思い出せないのか?」


怒ってたと思ったら呆れ顔になる「いや、色々と問題が多すぎて分からないのか」


「俺はルガールの弟、ハイナムだ」


「しかも同学年の同じクラスの卒業生で、さらに言えば、兄の家を破壊したとき、俺が怒ってたのも忘れてるだろ?」


ルガールの弟だたったのね


そう言えば、そんな事もあったような記憶が・・・


段々気まずくなってきたので私は


「そろそろ魔導部に行きますので」


逃げようとするがハイナムが呼び止める


「ちょっと待て、まだ話がある」


「昨日の騒動で兄が休養になったから、兄の代わりに俺から伝えるように言われたので伝える」


「兄ルガールが結婚を申している」


私は即答で


「お断りします」


「昨日の件で、ルガールを吹き飛ばしたのに求婚をしてくるのですか?」


ハイナム嫌そうな顔をしながら話す


「確かに家を破壊して、兄を吹き飛ばす女をどうしてこだわるのか分からんが、断るのなら決闘を申し込んでいる」


?!意味が分からない、何でそうなる?


「もし決闘で負ければ結婚をしてもらう」


「お前が勝利した時は全てを無かった事にすると言っていた」


私は不満な内容に答える


「その決闘を拒否します」


「なぜ私の方がその戦いをする必要があるのですか?」


ハイナムがため息を付いて話す


「黒貨4枚」


「お前が邸宅を破壊した金額が、黒貨4枚」


「結婚をするのなら請求はしないが、拒むのなら決闘をしてもらう」


そう言う事ね


私にとっては有利な状況


リガールがA級魔同士に対して私はS級魔同士なのが引っかかるけど、受けるしかない状況なのは変わらない


「分かったわ、その決闘を受けます」


私が答えるとハイナムが内容を話してくる


「そうか、詳しい内容は後で伝える」


「内容は・・・・」



【魔導部の部屋】


私は走ってケンゴの前に来た


「ケンゴどうしよう」


「私、リガールと結婚させられる」

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