第12話 告白 (裏)

金髪の女性がキスをしてきた


俺は驚き女性から離れる


「君は誰なのだ?」


女性が


「失礼しました」


「私はこの国の王の娘、プリエルと申します」


姫様だったのか


それにしては、俺に好意を持ってるみたいだけどなぜだ?


気になった俺は、マインドサーチを使う


プリエル12歳

体調:良好

感情:虜

愛情:36.000


おかしい


初対面でこの数値は、あり得ない


多分どこかで会っている


失礼だが聞いてみる


「すみません」


「どこかで、会ったことありました?」


プリエルが、すぐに理解する


「ああ、なるほど」


「あの時は、フードをかぶっていたので、わからないですね」


「盗賊に襲われてる女性を助けたのは覚えてますか?」


俺が盗賊を倒して助けた女性は、一人だけ


「あの時の女性が、姫様だったとは思いませんでした」


プリエル姫が、俺の両手をつかみ、近づく


「助けてもらってから、ずーっと探しておりました」


「町、村を探しても見つからず」


「思いだけが募らせながら、諦めようとした時」


「アースドラゴンを少年が倒したと聞いたので調べてみると、あの時の少年がケンゴ様だったのがわかりました」


「そしてケンゴ様が学園に入学する事が分かったので、わたくしも入学の手続きをしたのです」


あの時の姫様の愛情が500だった


あれから会ってないのに増えているのはなせだ?


再確認で、数値を見てみる


愛情:36.100


愛情か増えている


さらにフィナの数値を見てみた


愛情:28.000


フィナも増えていた


ミリスさんが気になり見てみる


愛情:68.000


えっ!? 減っている


まさか、プリエルがキスをしてきたのが原因か?


フィナとミリスの顔を良く見ると、フィナは涙目になりながら怒っており、ミリスさんの顔が青ざめていた


「姫様と言っても、いきなりキスをするのは失礼なのでは?」


フィナが凄く怒りながらプリエルを睨む


「あら、失礼しました」


「あまりの嬉しさから、キスをしてしまいました」


「ケンゴ様」


「あの日、助けていただいてから、あなたの事を思っています」


「私の夫になって下さい」


プリエルの好意に戸惑うと、フィナが俺に近づき、意を決意して話してきた


「私もケンゴの事好きなの」


「アースドラゴンを倒した時に、助けてもらってから好きになったの」


「いくら姫様でも、ケンゴ渡さない! ケンゴは私のものなの!」


切羽詰まった状態でフィナの顔が凄く真っ赤になりながら、キスをしてきた


「!?」


さらにミリスさんが青ざめる


「絶対に負けない」


フィナが、プリエルに対抗意識を送る


「ライバルとして、負けません」


お互いに意識をしてる時に、愛情を見てみる


プリエル 愛情:36.500


フィナ  愛情:32.000


ミリス  愛情:54.000


彼女たちの数値の変動が分かった


プリエルは何もしなくても数値が上がる


フィナは自分の行動で数値が上がる


ミリスさんはこちらから行動を起こさないと数値が上がらないようだった


そして、ミリスさんがオロオロしながら、こちらを見ている


「わっ・・・ 私も・・・」


「・・・」


「・・・何でもない」


ミリスさんが落ち込みながら、真ん中の部屋に入っていく




【数時間後】


部屋の奥に寝室があり、ベッドが二つある


ミリスさんが右側のベッドに座っていたので、俺は左側のベッドに座る


落ち込んでるミリスさんに俺は話す


「ミリスさん、先程の事なんですが」


黙ったまま、泣き顔になっている


「俺は、ミリスさんの事が好きだ!」


泣き顔だったのが変わる


「えっ?」愛情:79.000


「初めて会った時から好きだ」


「そんな事を言われても・・・」愛情:92.000


ミリスさんの顔が赤く染まる


「俺は、ミリスさんと結婚したい」


「私達一応家族よ 結婚だなんて・・・」愛情:140.000


「だったら本当の家族になろう」


「・・・」愛情:200.000


ミリスさんの顔が嬉し涙に変わる


そしてミリスさんに近づき、キスをする


抵抗はなかった


愛情:1.000.000


「私から、離れて居なくなるのが怖かった」


「ケンゴ、私と一緒に居てね」


俺は即答する


「ああ」


ミリスが微笑みながら


「一緒に寝ても良い?」


久しぶりにミリスさんと一緒にベッドで寝る事にした

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