第15話 光のグループの誕生②(最終話)
ジャンは、わかっていた。
今生の転生はかなり厳しいものになるだろうと。
彼はこの一つの節目の為に着々と準備を進めてきたのだ。
自分の周りで協力する者を集め、また自分の右腕になるであろう、親友とも言うべき神を側に置き、また宇宙からの支援を受けるべく、仲間達を創り上げていった。
そうして、シリウスもジャン同様に宇宙からの使者や、また違うグループの仲間達にも要請し、協力者を得ていた。
全ては、善人の顔をした悪を表に出す為である。
この者達にとって、1番邪魔な存在が我々、創造神達と、天界に繋がりし、神々達である。
地球🌏に何とかして、進入し、あらゆる者や、事がらを徐々に我が者達の自由にしたい思惑だ。
全ては宇宙絡みの魂を持つ者達である。
彼らはまず、神々の弱点である、アレンを手にかけてきた。
傷つけ、痛めつけ、闇に囚われるような精神の仕組みをアレンに植え付けてきたのだ。
アレンさえ、手に入れば人質となり、我々の行く末の壁になると。
だが、アレンの周りのガードは硬く、中々解けない。
アレンの弱点であるアリオスすらも無き者にしてしまえば、アレンは、必ず闇に囚われ、落ちる。
しかし、そこにはジャンがいる。
彼らはアレンの転生中に因縁に命を奪わせ、自分達の巣にアレンを連れて帰ることすらも考えていたのだ。
宇宙側の者達は彼らの懐に入りそれらの思惑を入手していた。
神々の成長と進化にかなりの恐れを抱いているとも。
なぜなら、「神」、又は「仏」と言う称号は、宇宙人の只の名ではないと確信していたからであり、
「神」とは、つまりどこまでも「正義」であり、「善」となり、また、
そう、「光」であると知っているからだ。
彼らは、神となりし、選ばれし者達が羨ましいのやもしれぬ。
どこまでも、「光」を見出す。
それが、神々の役割であり、
人々を光へと導かんとする
尊き存在。
それが「真の神々の姿」であり、
そんな彼らの成長と進化に重要な使命を背負い、誕生した我が娘、
アレンの真の存在意義なのだ。
そして、永遠にアレンの心を支え続けて行くであろうアリオス。
彼もまた、アレンの為に生まれし、
存在する者なのだ。。。
全ては、この地球🌏を守り、向上を目指す為に用意されし者達である事を
忘れてはならない。
それは、人々も、動物もあらゆる生命。
そして神仏達もである。
ひとりひとり、魂ある限り、そこには必ず役目、使命がある。
その使命に従い向上をし続ける事が、自分達の居場所を守る事に繋がるのである。
それが、地球🌏なのだ。
魂(私)の誕生した理由 中筒ユリナ @ariosu-siva
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