第14話 光のグループの誕生①

「アリオス。そなたには、因縁の世界に行ってもらいたい。」


この一言から始まる、全てが明るみになるきっかけ。


アレンは、数少ない転生の中、ある家系に携わっきた。


怒りに狂い、邪神化している神仏を取り戻すと言うものだ。


中でも、天地金神と化し、邪神となりし、ロビンを取り戻す。


そう、このロビンすらもグループのメンバーなのだ。


なぜ、因縁などになっているのか。


またアリオスはなぜ因縁の世界へわざわざ降り立つのか?


この転生には2つの明暗が隠されているのである。


転生するのは、アレンとゆう。


二人共、中筒が育てた子供であり、また未だ尚、育成中である。


中筒は勿論、ゆうすらも霊界での全ての記憶を持たぬままの転生である。


アレンに至ってもだ。


ゆうは霊界では、教育に携わり、その道を歩んでいた。彼は、人々や、神仏が闇に囚われる様を知る為に、転生し、地球🌏と言う生きていく為の仕組みや、それにまつわる闇と光、そして、それが、どのように人々や、神仏に影響するのかを自分自身の目で確かめ、調べる為に転生したのだ。


ゆうとアレン。


二人は今生出会うまで別々の道を歩む。


勿論、こちらが用意した道である。


普通の転生とはいかない、人生を選ぶ箇所があまりに少ない人生。


また、苦しみ多き、苦難多き人生。


その用意した道をそれぞれに歩かせていた。


中筒は自分の我が子とも言う、二人の行く末を見守りながら、心を痛め、時に胸の内で何度も泣いている。


二人の過酷とも言うべき人生を誰が用意しようか。


明暗の明は我々の用意した道である。


二人、本人の成長は勿論、守護する者達の成長すらも願い用意した道だ。


一方、明暗の暗だが、


これこそが、我々が結成し、創り上げてきた者達を無き者とし、我が者顔で善人の姿をした悪的な者達である。


ゆうとアレンの周りにはこの明暗が混ざり合いながら、進んでいく。


アリオスを因縁へと誘った神仏達。


彼らは、アレンにとっての支えであるアリオスを邪魔とし、無き者とする為に因縁の世界へと閉じ込めたのだ。


そして、それを逆手に取るのが明暗の明である。


必ず守るとアリオスは誓い、父であるシリウスにアレンを託した。


シリウスは全てを知っていた。


ジャンと共に、何が動いているのかを。


そして善人の顔した悪な者達を。




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