第2話

次の日。


ピーンポーン



「ん、はあい!」



朝、学校の支度が終わって家でテレビを見ていたらなったチャイム。


いつも朝迎えに来てくれる、秋星だ。


私はスクールバッグを持ち、玄関へと走る。



「おはよー!」


「おはよ」



ドアを開けると微笑んでいる秋星。


幼馴染の特権! 幸せ~!



「行ってきまーす!」



誰もいない家に鍵をかけ、秋星と並んで歩き出す。



「んーーっ! 今日もいい天気だねー!」


「そうだね」



好きな人と毎日登校できるって幸せだよね。


カップルにとって当たり前のことをしてるって、なんかうれしい!


この先、この関係か、これ以上の関係。


このどちらかになれると、思っていた。


                    


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