劉牢之2 苻丕救援
慕容垂は東晋軍が北上していると聞くと拠点としていた
劉牢之はズタボロの兵を率いて帰還。まもなく
前秦將の
続いて
そうこうしているうちに、今度は慕容氏が
時苻堅子丕據鄴,為慕容垂所逼,請降,牢之引兵救之。垂聞軍至,出新城北走。牢之與沛郡太守田次之追之,行二百里,至五橋澤中,爭趣輜重,稍亂,為垂所擊,牢之敗績,士卒殲焉。牢之策馬跳五丈澗,得脫。會丕救至,因入臨漳,集亡散,兵復少振。牢之以軍敗征還。頃之,復為龍驤將軍,守淮陰。後進戍彭城,復領太守。祅賊劉黎僭尊號於皇丘,牢之討滅之。苻堅將張遇遣兵擊破金鄉。圍太山太守羊邁,牢之遣參軍向欽之擊走之。會慕容垂叛將翟釗救遇,牢之引還。釗還,牢之進平太山,追釗於鄄城,釗走河北,因獲張遇以歸之彭城。襖賊司馬徽聚黨馬頭山,牢之遣參軍竺朗之討滅之。時慕容氏掠廩丘,高平太守徐含遠告急,牢之不能救,坐畏懦免。
(晋書84-11)
五橋沢の戦いについては、完全に慕容垂に猪武者っぷりを見抜かれている感じですね。本人に軍略はあったんだろうけど、どちらかと言うと攻撃力寄りであり運営力、経営力には乏しい、と。敗戦パターンが
局所局所見てると、翟釗のあしらい方とかめっちゃクレバーなんですよね。最強の将と呼ばれるにふさわしい格はあるように思います。ただまぁ、繰り返しになりますが、戦術レベル、だったように思います。返す返すも運用がもったいなかったと感じられてなりません。
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