朱序4 洛陽攻防
この頃、
朱序は慕容永を更に追撃、上黨の白水にて二十日ほど対峙する。こうした戦線の停滞を聞いた
朱序は洛陽より後退、
其後慕容永率眾向洛陽、序自河陰北濟、與永偽將王次等相遇、乃戰於沁水、次敗走、斬其支將勿支首。參軍趙睦・江夏相桓不才追永、破之于太行。永歸上黨。時楊楷聚眾數千、在湖陝、聞永敗、遣任子詣序乞降。序追永至上黨之白水、與永相持二旬。聞翟遼欲向金墉、乃還、遂攻翟釗於石門、遣參軍趙蕃破翟遼於懷縣、遼宵遁。序退次洛陽、留鷹揚將軍朱黨戍石門。序仍使子略督護洛城、趙蕃為助。序還襄陽。會稽王道子以序勝負相補、不加褒貶。
(晋書81-15)
まあ、冷静に考えればノータイム褒賞ですよねえ……朱序の戦略眼って、マジ戦略レベル。こんな名将が最前線抑えてたのってマジ奇跡。まぁ、きっちり戦場の霧に思いを致せば、そんな単純な話にはならないんでしょうけど。
ただ、これは言えそうです。淝水後の東晋が必要以上の蚕食を食らうことなく劉裕世代にまでバトンを渡せたのって、マジで奇跡なんだな、って。
やっべえ、やっぱおもしれえ晋末…もっともっと掘れるだけ掘りてえ…
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