【のじゃロリ練習台本】 🔵初心者用 3-4人 ♀2 不問2

【のじゃロリ練習台本】


配信・録音自由。名前・性別・セリフの改変OK。

ただし、変えた状態で自作発言して配布するのはやめてください。

録音してメディアとして投稿する場合はこのページのリンクをお願いします。


初心者が読んで楽しむために作りました。

常識の範囲でご利用ください。


🔵初心者用 3-4人



■♀2


 神様ロリ:アニメの癒し系神様ロリに憧れて人間界に降り立った


 妖精ロリ:癒し系ロリ。ちょっとばか。



■不問2


 社畜:社畜。


 ナレーション:読まなくても問題ありません。



----------------------------------------------

●省略表記

ナレーション→ナレ

神様ロリ→かみ

妖精ロリ→よう

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ナレ   :とっぷりと更けた夜。社畜が帰宅した。


社畜   :ただいま~って言っても誰もいないんだけど。


よう   :いますよぉ?


社畜   :なるほど、幻覚。もうそこまで来たか。

      えーっと近場のこころのクリニックはっと。


よう   :ちがうですちがうですぅ~!

      わたし!よーせーさんなのですよぉ!


社畜   :どうせ癒してくれるならもっと大人の女性が良いなぁ。


よう   :もう!そんなこと言ったらぷんぷん!なのですよぉ!?


社畜   :このむずがゆい感情…ああ、そうだ。


よう   :いやされてくれたですか!?


社畜   :殺意だ。


ナレ   :社畜は殺虫剤を取り出した。


よう   :ぴええええ!?


かみ   :ままっまままま待つのじゃあ!


ナレ   :急に窓の外が光り、ベランダから別の幼女の声が聞こえた。

      社畜、おどろいて殺虫剤を噴射。


よう   :ああああああああああ。(もだえる)


社畜   :ごめんつい。まあこれがくんなら

      そのまま死んでもらおうか。


よう   :ひぃ!


かみ   :だ!だからわしがいるのに無視するでない!


社畜   :ははっ。虫なだけに?


かみ   :お前、恐ろしい奴じゃのう。


よう   :だれかわかりませんが、たすけてぇ~。


かみ   :なに!?わしを知らんとな!?

      わしはキンジョ神社の神じゃ!

      最近は癒し系を目指しているのじゃ!


ナレ   :だがまだ神は窓の外である。


かみ   :その、なんだ。まずわしを家に入れてくれんか?


社畜   :嫌ですよ。この虫も一緒に連れてってくれるなら

      考えても良いですが。


かみ   :お前から疲れのオーラが出ているのじゃ。

      わしもその妖精もお前を助けに来たのじゃ。


社畜   :神やら妖精やらがたった一人の人間の疲れを癒すほど

      暇なんですか?

      私より疲れている人間は多くいますよ。

      気が向いて目についた人間を癒して自己満足ですか。

      確かに私は疲れていますけど、こんな幻覚を手放しで

      信じるほど理性を失っちゃいませんよ。

      まあ、つまり。


よう   :つまり?


かみ   :ごくり。


社畜   :さっさと寝たいんでどっちも追い出します。


ナレ   :社畜は容赦なく妖精に殺虫剤をかけた。


よう   :ぴゃああああああ!!


かみ   :ようせええええええええい!


社畜   :夏が~♪


かみ   :だ、だめじゃ。こやつ壊れておる。


ナレ   :神は窓を割った。


よう   :はわわ~あのひとやばいですぅ~~。


かみ   :よしよし。ベランダでゆっくり息を整えるといい。


社畜   :妖精っていうならなんで殺虫剤効くんですか。

      やっぱり虫が幼女に見えてるだけですよ。

      はははっ147連勤は人を壊しますねぇ。


かみ   :よく死なんかったな。


社畜   :自称神様にも効くんですかね。


ナレ   :殺虫剤を光の壁で防ぐ神様。


社畜   :ほー。すごいですね。


かみ   :どんなもんじゃ!


社畜   :ガラス代二万円。


かみ   :え。


社畜   :妖精さんと違って人のサイズですし、

      もし存在しているのなら払っていただけますね。


かみ   :いや、え。にまん。


社畜   :ガラスが無から生み出されるとでも思っているんですか。

      無力な人間ですよ?苦労して作ったんですから

      二万でも足りるか怪しいものですよ。


かみ   :ふ!ふさげばいいんじゃろ!?


ナレ   :神が割れた窓ガラスを元に戻した。

      社畜が触って確認する。


社畜   :すご。あ、でもこれで虫は外に追い出せましたね。


よう   :ふええええん!なかにいれてください~!

      わたし、しゃちくさんをいやすんですぅ!


かみ   :すまん!今開ける!


ナレ   :社畜が神をつかんでベランダにポイ捨てした。


かみ   :ばちあたり!


社畜   :勝手に家に入って急に出迎えて、

      望んでないのに長居して。

      本当に妖精や神様なら何をしたいんですか。

      さっきも言いましたがひとりの人間を適当に

      選んで癒しに来たってのは納得しませんよ。


よう   :わわわわ!わたしはたんぽぽのようせいです!


社畜   :ふーん。


よう   :ちっちゃいときあなたにふーふーしてもらって

      たーっくさん増えたんです!

      すっごいすっごい嬉しかったのです!


社畜   :うん。


よう   :でも今あなたはすっごいつかれて今日このまま

      寝たら死んじゃうかもなのです!

      だから、信じてもらえなくてもいいから

      いやされてほしいのです。


社畜   :まあ雑な設定だけど良いよ。ふーふーした記憶あるし。


よう   :おぼえててくれたんですね!

      うれしいですぅ♪


社畜   :ぶりっぶりなのが気に入らない。


よう   :ひどいですぅ!


社畜   :で。神様は?


かみ   :わし!わしはじゃな!アニメを見たのじゃ!


社畜   :アニメ。


かみ   :疲れた社畜を癒すアニメじゃ!

      そのかみさまはかわいくて大人気なのじゃ!

      本物の神であるわしが本当にやればもちろん大人気

      間違いないのじゃ。

      そしたらお賽銭さいせんうっはうはなのじゃー!


社畜   :結構立派なバリアみたいなのとか

      ガラスの復元もできるのに。


かみ   :近頃ははやりやまいで祭が中止になることが多くてな。

      だいぶ力を失っておるのじゃ。

      本来の姿はもっとむっちむっちの大人のオーラの

      傾国けいこくの美女クラスなのじゃ!


社畜   :ほう。


かみ   :そのくらいに戻れればおぬしも美しい姿に

      変えてやれるぞ!


社畜   :それはいらん。宝くじの当選番号教えて。


かみ   :未来予知か。

      さっきだいぶ神の力をつかってしまったからの。

      50億円もあれば確実に当てられるぞ!


社畜   :(無言で窓の鍵を閉める)


かみ   :しゃちく!?


よう   :え!?わたしもですかぁ!?


社畜   :気持ちはありがたいけどとりあえず寝かせてくれ。

      本当に死ぬ。


かみ   :何時に起きるのじゃ?


社畜   :あと一時間。


かみ   :そんな職場辞めてしまえ!


社畜   :やめてすぐに別の職場が見つかればいいけど。

      簡単にいかないからお金がたまるまでは

      頑張ってるんだよ。

      ああ、おまえらのせいで仮眠とれるかも怪しい。


よう   :わ、わたし、睡眠の質を高める力あります!


社畜   :(妖精だけつかんで家に入れた)


かみ   :わ!わしは賽銭さいせんに応じた力が出せるぞ!


社畜   :50億の宝くじのために50億かける力な。

      ん?待てよ。さっきの窓の…。


ナレ   :社畜が財布を確認すると、三万円が消えていた。


社畜   :(衝撃を受けた声)


かみ   :望んだのなら当然じゃ。


社畜   :窓割ったのはお前だろ!


かみ   :神に向かってお前とはなんじゃ!


社畜   :目的も人気になって

      賽銭さいせん増やすためっていうし。

      アニメは見てる人が居るから人気が出るんだ。

      観測者が私だけならここで癒し系神様を演じても

      賽銭さいせんなんか増えないよ!


かみ   :は!


社畜   :わかったら帰る!


かみ   :えぇ…でも恩を感じたおぬしが良い噂を広めて…


社畜   :ひろめない。寝るよ、たんぽぽ。


よう   :もしかしてわたしのなまえですかぁ!

      やったぁ~!

      じゅっぷんで じゅうじかんぶんの癒しを得られる

      おまじない しますねぇ!


社畜   :ふー!有能!

      さっきはごめんなー。一緒に風呂入ろうか。


よう   :はいるです~!


かみ   :わ。わしも!?わしもー!

      きゃっきゃうふふするのじゃー!


ナレ   :結局風呂から出ても神様がうるさいので、

      社畜は仕方なく家に入れてあげた。


社畜   :窓をまた割られても困るしな。


かみ   :無料でできる癒しをしてやるのじゃ!

      それならよかろう!


社畜   :今すぐ静かに寝ろ。おやすみ。


よう   :おやすみなさいですぅ~♪


かみ   :わし…神様なのに。(泣きそうな声)



ナレ   :社畜はやっと短い睡眠をとることができた。






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