【悪役令嬢、バイトする。②】 🔵初心者用 3-4人 ♀2 不問2
【悪役令嬢、バイトする。②】
配信・録音自由。名前・性別・セリフの改変OK。
ただし、変えた状態で自作発言して配布するのはやめてください。
録音してメディアとして投稿する場合はこのページのリンクをお願いします。
初心者が読んで楽しむために作りました。
常識の範囲でご利用ください。
🔵初心者用 3-4人
■♀2
令嬢 ♀:お金持ちのご令嬢。ですわ系。
ハッシュドポテトを自宅で作りたい。
ゲーム『ロマンティカ学園物語』の
王子の婚約者。いわゆる悪役令嬢。
偽令嬢 ♀:コスプレイヤー。令嬢の事をライバルだと思っている。
揚げた芋といえばコロッケ。
■不問2
山田 :急に現れた令嬢にビビりながら生活を共にする。
ハッシュドポテトよりフレンチフライ派。
ナレーション:読まなくても問題ないです。
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●省略表記
偽令嬢→偽
ナレーション→ナレ
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ナレ :山田家。
令嬢 :ヤマダ!私は気づきましたの!
山田 :うん?
令嬢 :私、アルバイターとしても優秀に過ごしましたわ。
山田 :おつかれさん。
令嬢 :お仕事を頂けたこと、住む場所を分けていただいたこと。
たいっへん感謝していますわ!
山田 :どうも。
令嬢 :今や安定した収入を得て、ヤマダに恩義を返せるようになりました。
そこで私、思ったんですの。
山田 :嫌な予感しかしないんだけど。
令嬢 :このまま私がこの世界に合わせるなんて不公平ではなくって?
山田 :世界に文句を言われましても。
令嬢 :ヤマダも!私に!あわせるべきでしてよ!!
山田 :なんでだよ!!
令嬢 :さあ!お言葉遣いが乱暴でしてよ!
早く高貴さを出してくださいまし!
山田 :拒否する!
令嬢 :……そうですの。(悲しい声)
山田 :ウッ。そんな顔しても、だ、だめでしてよ。
令嬢 :まぁ!(嬉しい声)さすがヤマダですわ!
ちょろ…とても素直ですわ!
山田 :今チョロいって言った?
令嬢 :さあ!バイトに行きますわ!
山田 :この茶番続けたまま行くの!?
令嬢 :駄目ですの?
山田 :ウッ。……今日だけですからね。
令嬢 :ヤマダ!(嬉しい声)
ナレ :バイト先。客が来る。山田は品出し中。
令嬢 :よくいらっしゃいましたわね!存分に欲しいものを
偽 :ほーほほほ!ご機嫌よう!私でしてよ!
素晴らしいですわ!
このお店に悪役令嬢コスがいる噂は本当でしたのね!
ナレ :客は令嬢と同じ縦ロールでゲームと同じドレスを着ていて、顔もよく似ている。
令嬢 :あらまあ。私と同じお姿ですわね。
マンガという
ドッペルゲンガーというものですわね!
つまり私はこれから死……いやあああああ!!
助けてくださいませヤマダああああ‼
山田 :どうした!!でございますのご令嬢!!
偽 :うわ!令嬢が増えた。
山田 :うわああ!え!?お客様コスプレでご来店は困ります!わ!
ナレ :お嬢様言葉を律儀に守る山田。
偽 :負けません!私、負けませんわ!
令嬢 :ヤマダ!私まだ死にたくありませんわ!守りなさい!
山田 :え!?何この人!?命狙ってるんですの!?
ナレ :現場は大混乱。少し騒いで落ち着いた後に肩で息をしながら
お互いの説明をした。
偽 :えーと?つまり所在不明のお嬢様を山田さんが預かっている
ということですの?
山田 :そうですわ。
偽 :どうして山田さんはお嬢様言葉ですの?
山田 :今日は令嬢にお付き合いすることになりましたの。
偽 :そうでしたか。え、つまりこのお方は?
山田 :たぶん本物。パッケージ見たけどそっくりだし。
令嬢 :なんなんですの!私を置いてけぼりにしたら許しませんわよ!
偽 :えええええ!!そうですの!?つまりこのお方が
ロマンティカ学園の悪役令嬢!?
令嬢 :まあ!また人を悪役呼ばわりして!無礼でしてよ。
詫びなさい!
偽 :申し訳ありませんお嬢様!
令嬢 :…あら?
偽 :本物がいるのなら話は別です!私、今から執事服に着替えますので!
ぜひ!是非合わせを!!お願いします!
令嬢 :ヤマダ!?この方、怖いですわ!
山田 :また面倒な客増えた!出禁になりたくなかったら
無理強いはしないでください!
令嬢 :ヤマダ!言葉使い!
山田 :くださいませ!
偽 :仲いいのうらやましいですわ。
令嬢 :……あら?仲良くなりたいんですの?
偽 :はい。私はロマンティカ学園の悪役令嬢を最推しする
コスプレイヤー。イベントの度にオタク仲間を探しているのに
みなさん何故か逃げていくんですの。
山田 :前出禁になった子紹介するからもう迷惑かけないでくれますか。
ですわ。
偽 :本当ですの!?
令嬢 :ヤマダ!?まだあの方と繋がりがありますの?!
山田 :通報した時の後処理で身分証明もらってるから。
本当はダメだけどなんだか不憫だし、
友達ほしいだけならいいかなって。ですわ。
令嬢 :それは法律の範囲内ですの?
山田 :ちょっと範囲外。
令嬢 :ではいけませんわ。ヤマダに万が一があってはいけませんもの。
偽 :さすが…本物!最高!さいこうですわあああ!!
令嬢 :あーーうるさいですわ!ヤマダ!どうにかしてくださいまし!
ナレ :こうしてまた自分を抑えられない限界オタクが出入り禁止となった。
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