【浩二の恋】 🔵やや叫び有 4-5人 ♂3 ♀1 不問1

【浩二の恋】





配信・録音自由。名前・性別・セリフの改変OK。

ただし、変えた状態で自作発言して配布するのはやめてください。

録音してメディアとして投稿する場合はこのページのリンクをお願いします。


慣れてない人でも楽しめるように作りました。

常識の範囲でご利用ください。




🔵やや叫び有 4-5人




■♂3 


 達郎    ♂ :マイペース。30代。のんびり屋。

          バナナの実についてる細長いスジに殺意がわく。


 浩二    ♂ :お調子者。20~30。

          みんとちゃんが好きになっちゃった。



 ノゾミさん ♂ :物腰はオカマだけどちゃんと男。

          最近メイドカフェで働きたいと思っている。



■♀1 


 みんと   ♀ :年齢不明。

          自称:異世界転生して8年目ロリ。

          ミックスナッツは塩味がきいている方がいい。


■不問1


 ナレーション  :読まなくても問題ありません。


-------------------------------------------------

●省略表記 

 

ノゾミさん→ノゾ  みんと→みん  

ナレーション→ナレ

-------------------------------------------------



ナレ  :達郎、浩二、ノゾミで通話中。


ノゾ  :どうしたのよ。いつものサーバーじゃなくてグループで通話って。


浩二  :…相談があって。


ノゾ  :何よ。まさかみんとちゃんに本気で恋したとかじゃないわよね。


浩二  :ギクゥ!!


達郎  :声で言うんだ。


ノゾ  :マジか。


浩二  :だって。かわいいし、話してみたら結構しっかりしてるし。

     ちょっと毒のある所が人間味があって、またそこがいいっていうか。


ノゾ  :うーん。こういうのは他が口出すことじゃないけど。


達郎  :お前には無理だ。


浩二  :わかんねぇだろ!


達郎  :そもそもみんとちゃんって彼氏いないの?


浩二  :配信だとそういう話は無かったけど。


ノゾ  :彼氏いるかちゃんと聞いたの?


浩二  :えっと。配信で聞かれてる時は未婚ですって言ってた。


ノゾ  :誤魔化してるわね。


達郎  :これはいるやつだ。


浩二  :わかんねぇだろおおお!!!


ノゾ  :じゃあ直接聞けよ。


浩二  :う、ううううん。


ノゾ  :モジモジするなし。


浩二  :き、きけないよぉ。


達郎  :聞きなよ。


浩二  :い、居たらどうするんだよ!


ノゾ  :友達でいればいいんじゃない?


浩二  :お”お”お”お”(泣き声)


ノゾ  :(ため息)そんなに泣くくらいならさっさとコクってフられなさいよ。


浩二  :わ、わかんないだろぉおおおおお!?なんでフられるって決めるんだよ!


達郎  :いやー。だって。


ノゾ  :ねぇ?


浩二  :ぴええええええええええええん!!


達郎  :もういいからさっさと終わらせよう。


浩二  :つめてぇな。


ノゾ  :彼氏いるか聞けばいいの?


浩二  :お、おおおおねがいできます!?


ノゾ  :もうめんどいから聞いたわよ。


浩二  :え!?


ノゾ  :どうして答えなきゃいけないんですか?って返ってきたわ。


達郎  :いるやつだ。


ノゾ  :いるわね、これ。


浩二  :わかんねぇだろおおおおお!!!


ノゾ  :糞面倒だから私が好きってことにして彼氏の有無聞こうか?


浩二  :OKでたらどうするんすか!?


ノゾ  :まあ、別に付き合えるから良いわよ。みんとちゃん好きだし。


浩二  :はあああああ!?


達郎  :俺はあの子むりかなー。友人ならいいけど。


浩二  :はあああああ!?かわいいだrrっろおお!?


達郎  :浩二、面倒。


浩二  :ごめんなさい。


ノゾ  :あ。


浩二  :「あ。」ってなんすか!?


ノゾ  :彼氏いなかったわ。よかったわね。


浩二  :え!?でもそれってノゾミさんとみんとちゃんがつきあ!?え!?


ノゾ  :大丈夫、フられたし友人でいてって頼まれたわ。


浩二  :ほ。


ノゾ  :でもアンタがみんとちゃん好きなのがバレたわ。


浩二  :はあああああああああ!?


ノゾ  :浩二さんが聞けって言ったんですか?って。

     嘘つくのも失礼だし正直に言ったわ。


浩二  :え。え。なんて言ったんですか?!


ノゾ  :浩二がみんとちゃん好きで面倒だから

     彼氏の有無を聞きたかったんだけど、

     私自身もみんとちゃんを恋人としても愛せるから

     さっきのも嘘じゃないわって。


浩二  :マジのコクりじゃないっすか。


ノゾ  :そしたら、便乗びんじょうの告白は失礼ですよ。って。

     謝ったら許してくれたし、今まで通り友人として遊んでほしいって。


達郎  :わりと押せば行けそうですね。


ノゾ  :そうね。


浩二  :だめだめだめだめ。


ノゾ  :私に奪われたくないならさっさとコクってきなさい。


浩二  :は、はい!!



ナレ  :浩二はグループ通話から落ち、みんとと個人的に通話を始める。



みん  :えっと。ノゾミさんの件ってやっぱり浩二さんが?


浩二  :す!すみません!!えっと。相談に乗ってもらってて。


みん  :びっくりしたよ。彼氏がいるか聞きたかったんだね。


浩二  :はい!ごめんなさい!


みん  :……いないよ。配信で言うとバカにされそうではっきり言えなかったの。


浩二  :そ、そうなんだ。(ちょっとうれしそう)


みん  :うん。


ナレ  :しばらく沈黙が続く。


浩二  :あ!あの。


みん  :はい。


浩二  :えっと、もう察してるかもだけど。俺。

     ……みんとちゃんの事。好きなんだ!


みん  :……うん。


浩二  :あの。えっと。…ごめん。


みん  :ううん。気持ちは嬉しいよ。


浩二  :(フられそう。だめだ。もうなきそう。)


みん  :わかんないんだ。恋とか。だから返事できない。


浩二  :え。フるとかじゃなくて?


みん  :浩二くんはつきあったら楽しいと思うし、

     いっぱい優しくしてくれると思う。

     でも、浩二くんがどうっていうんじゃなくて

     おつきあいすること自体が、その。今はわかんないんだ。


浩二  :いつかはわかるかな。それまで待つのは良い?


みん  :うーん。責任持てない。


浩二  :責任は持たなくていいよ!俺が勝手にやりたいんだ!


みん  :なら、私には決められないよ。


浩二  :わ、わかった!じゃあ俺、勝手に好きでいるし、みんとちゃんが

     わかんないあいだは、トモダチでいる!


みん  :ほんとう?(嬉しそうな声)


浩二  :うん!


みん  :ありがとう。浩二くん、ほんとうにやさしいね。


浩二  :(デレデレしながら)うん!



ナレ  :そして、いつものサーバーでみんと以外がそろう。



浩二  :相談したから報告いるよな!


達郎  :あかるい。こわい。


ノゾ  :ストレス強すぎてイっちゃった?


浩二  :ちげぇよ!!ノゾミさんもフられたんでしょ!?


ノゾ  :そうね。


浩二  :俺、勝手にずっと好きでいるって言ったんで!

     ノゾミさんよりは先にいますよね!


ノゾ  :ああ。そうなんじゃない?


達郎  :それってキープ


ノゾ  :シー!(食い気味)


浩二  :えへへへ。みんとちゃんが彼氏作りたくなったら俺が…ふふふふふ。


達郎  :かわいそかわいそなのです。


浩二  :なんでかわいそうなんだ。


達郎  :かわいそう以外のなにものでもない。


浩二  :達郎って一生恋しなさそう。


ナレ  :みんとがボイスチャットに参加しました。


達郎  :彼女いるよ。


みん  :え”!?


達郎  :あ、おはよー。


ノゾ  :大丈夫みんとちゃん?声濁ってたわよ。


みん  :(咳払い)ちょっと風邪ぎみかなー?


浩二  :大丈夫?みんとちゃん。


みん  :うん、ありがとー!…えっと。達郎さんって彼女さん。


達郎  :うん。いる。年末にプロポーズするよ。


みん  :ほぁ!?


浩二  :マジ!??!?すげー!!おめでとう!!


ノゾ  :浩二って本当に素直でいいこね。


達郎  :みんとちゃん。あまり浩二をふりまわしすぎないでね。


浩二  :何言ってんだよ!みんとちゃんにならいくらでも!


みん  :だ、だいじょうぶ。浩二くんは大事な友達だから。


浩二  :ト  モ  ダ  チ。


達郎  :クリティカルヒット。


ノゾ  :即死呪文ね。


浩二  :ダイジョウブ オレ トモダチ。 ミントチャン

     カッテニスキ ダケド トモダチ。 メイワクカケナイ。


みん  :…だ、だいじょうぶ?


ノゾ  :フってあげるのも優しさよ。


みん  :浩二くんが魅力的なのは嘘じゃないよ?


浩二  :ぱあああああ(喜びの声)


達郎  :効果音を口で言うんだね。


浩二  :みんとちゃん、すきぃ。


みん  :ありがとー!


ノゾ  :こりゃだめね。


達郎  :ずっとキープされそうで怖いけど。

     …まあ、本人たちに任せるしかないね。


ノゾ  :そうねー。




ナレ  :ほんの少し、不穏な空気は残しつつも

     浩二の告白が保留キープされたまま終わった。






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