第23話 最大撮影倍率
これはあまり注目されていない数値だと思います。今回は『最大撮影倍率』についてお話します。
よくレンズの正面あたりに、「1:4.5」「1:2」などの数字が書かれていると思います。これのお話です。
まず撮影倍率とは、写真として画像センサーに写された像の大きさと、被写体の実際の大きさとの比率の事です。
例として、5cmの長さの被写体が写真では1cmに写った時、撮影倍率は1/5倍(1:5)になります。これの最大限度が『最大撮影倍率』です。
撮影倍率が高いほど、被写体を大きく撮影する事ができます。特にマクロレンズでは、高い撮影倍率で撮影ができます。
それ以外のレンズでも、「1:2」と表示があれば半分の倍率で撮影が可能になります。この場合、俗に「ハーフマクロ」と呼ばれたりします。
そんな訳で、なるべくならこの『最大撮影倍率』の高い(比率の小さい)レンズを使うと、良いとされています。それだけ大きく高精細に写せる訳ですから。
マクロレンズでは1:1くらいで写せますが、普通のレンズでも1:2.8くらいのモノが出回っています。ただしお値段は高いです。
また、レンズの望遠側と広角側で倍率が違ったり、そのレンズの性能はマチマチです。
色々と表示を見て、レンズを買ってみて下さい。まあ、買って使わないと、使い勝手はわからないではありますがね(汗)。
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