第20話 最短撮影距離
これはレンズに書いてある数字なのですが、『0.7m』『0.3m』『0.17m』などの数字が書かれています。この数字は『最短撮影距離』というもので、どれだけ近づいて写真が撮れるか、その距離を表示したものです。
通常、ミラーレス一眼カメラは接写に不向きで、近づいて写真を撮るのはあまり得意ではありません。雨粒が乗った葉っぱとか、花のおしべとか。そこまで撮れません。
むしろそういった写真は、スマホカメラの方が最適だったりします。
そんな訳で接写が不得意なミラーレス一眼カメラですが、それを解決する方法があります。それが『マクロレンズ』なのです。マクロレンズを使えば、かなり寄って写真を撮る事ができます。
さてここで問題が。寄れるとは言ってもどのくらいまで寄れるのか、その基準がわからない方々は多いかと。
通常の最短撮影距離は、レンズに書いてある長さですが、それはレンズの先端からではなくて、『カメラ内部のセンサーから』何mという基準になっています。
ではそのセンサーの位置は? それは、カメラの上面や側面にマークされている、丸に棒が書かれているマーク(Φこんなヤツ)が、センサーの位置になります。そこを基準として、何mとなる訳です。
マクロレンズだけではなく、普通のレンズでも最短撮影距離が短いものもあります。そういったレンズを使いこなすと、より良い写真が撮れると思います。
頭の片隅にでも置いておくと、撮影に役立ちますよ。
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